牧野任祐、体調不良で2回のGT公式テストを欠席も角田裕毅主催のカートイベントで元気な姿「開幕戦は自分がどこまでやれるか」

2024年4月11日(木)11時51分 AUTOSPORT web

 4月9日(火)に東京臨海部のお台場エリアにあるシティ・サーキット・東京ベイで開催された『角田裕毅プレゼンツ カートウォーリアーズ』。角田と同世代の現在国内で活躍する国内トップドライバーたちが集結して、白熱のカートバトルが繰り広げられた。


 その参加者のなかには、体調不良により3月の2度のスーパーGT公式テストを欠席していた牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)の姿もあった。牧野が公の場に登場するのは全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)の開幕戦鈴鹿以来。病み上がりではあるものの、元気そうな表情を見せていた。


 早速、体調面のことについて聞くと「大丈夫だとは思います」と牧野。チームから体調不良についての発表があったのが岡山公式テストの前日だったが、実際にはSF開幕戦が終了した後に発熱の症状があったとのことで、ひどい時で40℃近い発熱に見舞われた時もあったという。


「SFの鈴鹿が終わってから体調が悪くなって、熱が出てしまいました。どうにもこうにもいかない状態だったので、GTのテストは欠席させていただきました」と牧野。3月後半は実家がある大阪に帰って療養していたという。


 続くGT富士公式テストのタイミングでは回復傾向に向かっていたものの、レーシングカーに乗れるようなコンディションではなかったとのことで引き続き欠席。富士テストが終わった週明けに東京に戻ったという。

4月9日(火)に江東区青海のシティ・サーキット・東京ベイで開かれた『角田裕毅プレゼンツ カートウォーリアーズ』に参加した牧野任祐(右)


「正直、今回のこのイベントの参加もどうしようかなと思ったのですけど、(開幕戦の)レースウィークですし、もともと(出演者の中に)名前も出ていたので、ここで出ないとなると余計みなさんに心配をかけることになりそうだと思ったので……」と牧野。「体調的にも大丈夫なので、今回のイベントは出ようかなと思いました」と、後輩でもある角田主催のカートウォリアーズ参加を決めたという。


 今週末のスーパーGT岡山ラウンドついては問題なく参戦できそうな状態とのこと。とはいえ、2度の公式テストでまったく走れていないというのは懸念材料と言わざるを得ない。


 それでも「公式テストは2回欠場してしまいましたけど、正直チームと(山本)尚貴さんと一緒にやっている年数も長いので、とくに心配事があるという感じはないです」と牧野。


「シビック・タイプR-GTに関してはそれまでのメーカーテストでたくさん乗っているので心配はないです。細かくいうと、僕はチームクニミツの100号車のクルマよりも99号車(開発車)に乗っている日数の方が多いかなというくらい。それもとくに心配はしていなくて、あとは自分がパッと乗って、開幕戦でどこまで走れるのかなというところにかかっているのかなと思います」と、病み上がり一発目のレースでできる限りのことをしたいと語っていた。


 また今回は、日本人として唯一F1レギュラー参戦中である角田裕毅プレゼンツのイベントだが、彼との交流については「裕毅はスーパーFJをMYST(牧野も所属していたチーム)でやっていたという繋がりもありますし、割と幼いころから知っていました。彼がヨーロッパに行ってから最初のほうは、ずっと一緒にゲームをしていました」と牧野。


「一番関わりがあったのはスーパーFJですね。MYSTで一緒でしたし(参戦した)タイミングは少しズレていますけど、スーパーFJからJAF-F4へと同じステップを踏んできましたし、同じクルマにも乗っていました」世代的には牧野の方が少し上になるが、以前から交流はあったことは確かだ。イベント中も楽しく談笑している姿が見られた。


 復活した牧野、そして100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTでは山本尚貴も怪我から復帰したスーパーGT初レースとなる。苦難を乗り越えたふたりが今週末の開幕戦岡山で、果たしてどのようなパフォーマンスを見せるのだろう。

岡山公式テストでは岩佐歩夢が病欠となった牧野任祐に代わってSTANLEY CIVIC TYPE R-GTのステアリングを握った


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