KYOJO CUPの2024年年間エントリーリスト発表。28台ものエントリーが集まる

　4月10日、KYOJO CUPを運営するインタープロト・モータースポーツは、2024年の暫定版年間エントリーリストを発表した。今季のKYOJO CUPに向けては非常に多くの参戦が予想されていたが、28台もの年間エントリーが集まった。

　KYOJO CUPは、「どんなに優れたスキルの持ち主でも、男女間では身体能力面でどうしても埋めることができない差ができてしまう」という関谷正徳プロデューサーの考えに基づき2017年に誕生したカテゴリー。他のあらゆるスポーツが男女を分けているのと同様、モータースポーツ界でも女性ドライバー＝競争女子だけの“ガチンコ勝負”の舞台を作ろうとスタートした。

　車両はローコストなVITA-01を使用し、近年は多くの女性ドライバーが参戦し盛り上がりをみせてきていたが、2024年に向けては28台という多くの年間エントリーが集まることになった。今後、各レースごとのスポット参戦もありそうで、今季はさらなる盛り上がりをみせそうだ。

　2023年のシリーズは三浦愛と翁長実希のチャンピオン争いが展開され、最終的に三浦が86ポイントを獲得しチャンピオンに。自チームでのタイトル獲得を果たしたが、2024年に向けて三浦は自ら率いるTeam Mの監督に就任しており、昨年ランキング3位の斎藤愛未をチームに迎えた。

　三浦不在となる今シーズンだが、翁長（Car Beauty Pro RSS VITA）を中心としたシリーズとなるのか、それとも斎藤をはじめ昨年ランキング4位の永井歩夢（BBS VITA）、平川真子（RSS VITA）、ランキング6位で昨年開幕戦でポールポジションデビューを果たした富下李央菜（KTMS VITA）といったランキング上位勢がどうトップ争いに食い込むかが注目だろう。シリーズに復帰する下野璃央（Dr.DRY VITA）も上位争いに食い込んでくるはずだ。また新規参戦ドライバーも多く、新たなスターが登場するか。

　2024年のKYOJO CUPは5月11〜12日に開幕。7月19〜20日の第2戦・第3戦はスーパーフォーミュラとの併催となり、富士スピードウェイを舞台に全5戦で争われる。

2024 KYOJO CUP年間エントリーリスト（暫定）

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