シュトゥットガルト、打ち合いの末に敗戦…ドルトムントがCL出場権獲得へ望み

2021年4月11日(日)3時26分 サッカーキング

ドルトムントとシュトゥットガルトが対戦した [写真]=Getty Images

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 ブンデスリーガ第28節が10日に行われ、MF遠藤航が所属するシュトゥットガルトとドルトムントが対戦した。遠藤航は開幕28試合連続の先発出場を果たした。

 前節のブレーメン戦に勝利した暫定9位シュトゥットガルトと、フランクフルトとの上位対決に敗れた5位ドルトムントの一戦。両チームの勝ち点差は4ポイントとなっており、シュトゥットガルトは勝利すればEL出場も狙える位置となっている。

 一方のドルトムントはチャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝のマンチェスター・Cとのファーストレグで敗れており、14日にホームで行われるセカンドレグに向け公式戦3試合ぶりの勝利を手にしたいところだ。

 ドルトムントは11分にジョバンニ・レイナが、14分にはマフムード・ダフードがエリア外から狙ったが、いずれも得点には結びつかない。試合を動かしたのはホームのシュトゥットガルトだった。左サイドからボルナ・ソサが山なりのクロスを入れると、これにサシャ・カライジッチがヘディングで合わせる。ボールはGKマルヴィン・ヒッツの頭上を越え、ゴール左上に吸い込まれた。

 ドルトムントは34分、左サイドのエリア手前でマッツ・フンメルスからの浮き球パスを胸で受けたマルコ・ロイスがエリア内に侵入して右足で打つ。しかし、シュートに力はなく、相手GKにキャッチされた。1点ビハインドで後半へ折り返したドルトムントは47分、同点に追いつく。ダフードからの縦パスをレイナがエリア内で落とし、これを受けたジュード・ベリンガムが右足でシュートを放つ。ボールはゴール左に吸い込まれた。

 さらにドルトムントは52分、逆転に成功する。右サイドでマテウ・モレイからレイナとつなぎ、中央を経由してエリア内左のロイスに渡る。これを右足のダイレクトシュートでゴール右に流し込み、5分間で試合をひっくり返した。

 勢いに乗るドルトムントは60分、中盤からドリブルで運んだトーマス・デラネイがエリア内に侵入してそのまま左足でシュート。しかし、ボールは相手ディフェンダーに当たり、ゴール右に外れた。

 シュトゥットガルトは66分に決定機を迎える。左サイドからのクロスにゴール前至近距離でフリーとなっていたタンギ・クリバリが右足で合わせるが、枠内に抑えることができなかった。それでもシュトゥットガルトは78分、同点弾を奪う。カウンターを発動すると、エリア内左でフリーで受けたダニエル・ディダヴィが右足でゴール右に流し込んだ。

 しかし、ドルトムントは80分、再び逆転弾を奪う。ロイスに代わってピッチに入ったアンスガー・クナウフがエリア手前でアーリング・ハーランドからボールを受けると、コースを作って右足でシュート。これがゴール右下に決まった。

 試合はこのまま終了。シュトゥットガルトはリーグ戦2連勝とはならなかった。ドルトムントはリーグ戦3試合ぶりの勝利でCL出場権獲得へ望みをつないだ。また、19歳のクナウフはトップチームでの初ゴールならびにブンデスリーガ初ゴールを記録した。

 次節、シュトゥットガルトは17日にアウェイでウニオン・ベルリンと、ドルトムントは18日にホームでブレーメンと対戦する。

【スコア】
シュトゥットガルト 2−3 ドルトムント

【得点者】
1−0 17分 サシャ・カライジッチ(シュトゥットガルト)
1−1 47分 ジュード・ベリンガム(ドルトムント)
1−2 52分 マルコ・ロイス(ドルトムント)
2−2 78分 ダニエル・ディダヴィ(シュトゥットガルト)
2−3 80分 アンスガー・クナウフ(ドルトムント)

サッカーキング

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