大谷翔平メジャー契約 投手で総額200億円、打者なら300億円

4月11日(火)7時0分 NEWSポストセブン

稼ぐなら投手なのか打者なのか?

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 投手と打者、二刀流での活躍を続ける日本ハムの大谷翔平(22)。「歴史を変えることができる選手」だと村田兆治氏がいうように、打者としても投手としても期待を寄せてしまうほど、大谷の才能が抜きん出ていることは間違いない。


 さて、技術では甲乙がつけ難いが、「稼ぎ」という観点では、打者と投手、どちらが優れているのか。


 大谷は今シーズンオフのポスティングによるメジャー移籍が確実視されてきた。大型契約に年齢制限を設けたMLBの新労使協定が定められ、それに伴い2019年オフ移籍説も囁かれるものの、いずれにせよ近い将来の渡米が本人の強い希望だ。


 そのメジャーでは、「野手の方が投手より稼げる」とするのは、NPB、MLBのデータに詳しいスポーツジャーナリストの広尾晃氏だ。


「メジャーの歴代高額契約上位には野手が並びます。1位はマーリンズの外野手・スタントンの13年総額3億2500万ドル(約360億円=1ドル111円換算、以下同)。2位は、昨シーズンに現役を引退したA・ロドリゲス(元ヤンキースなど)の10年総額2億7500万ドル(約305億円)と、長期の大型契約は野手に多い」


 上位に打者が名を連ねる一方、投手がランクインするのは第8位から。8位がプライス(レッドソックス)の7年総額2億1700万ドル(約240億円)、9位にカーショー(ドジャース)の7年総額2億1500万ドル(約238億円)と続く。


「契約総額を年数で割った『平均年俸』で見ると、投手の方が高い。ただ、投手のほうが故障リスクが高いので、7年以上の長期契約を結ぶ例は少ない。なので契約総額で野手に及ばない。野手のほうが選手生命が長くなる傾向が強いともいえるでしょう」(同前)


 対照的に日本では、金子千尋(33、オリックス)、杉内俊哉(36、巨人)の4年20億円、内海哲也(34、巨人)の4年16億円、松坂大輔(36、ソフトバンク)の3年12億円など投手の大型契約が目立つが、たしかに多くの選手が複数年契約の期間中にケガや不調に苦しんでいる。


 その点、メジャーではよりシビアな視点から査定が行なわれているといえそうであり、「野手のほうが稼げる」状況が生まれているのだ。


 実際、前出のA・ロッドは生涯に2度も10年契約を結んでいる。2度目の10年契約を交わしたのが32歳(2007年)である。


 大谷が打者としても投手としてもメジャーで最高級の評価を受けられるとすれば、投手なら契約総額200億円のところ、打者なら300億円を稼ぎ出せるということになる。


撮影■山崎力夫


※週刊ポスト2017年4月21日号

NEWSポストセブン

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