【訃報】“無冠の帝王”と呼ばれたスターリング・モス卿が逝去。享年90

2020年4月12日(日)20時50分 AUTOSPORT web

 4月12日(日)、イギリス出身の元レーシングドライバーであるスターリング・モスが逝去したことが明らかになった。享年90。


『Formula1.com』によると、モスはF1において1951年から1961年にかけて66レースに出場し、16勝を挙げた。バンウォール、マセラティ、メルセデスなどをドライブしたモスだったが、ドライバーズ選手権における最高位は2位。一度もタイトルを獲得できなかったことから、“無冠の帝王”と呼ばれている。


 F1以外にもスポーツカーで活躍したモスは、1955年にミッレミリアでメルセデスのマニュファクチャラーズタイトル獲得に貢献した。


 1962年に大きなクラッシュを喫してレースからの引退を余儀なくされたモスは、現役引退を決意。その後1980年に復帰を果たしたが、2011年に正式にレースから引退することを自身のウェブサイト上で公表し、2018年には公の場からの引退した。


 またモスは、モータースポーツへの貢献が認められ、2000年にナイトの称号を授与されている。


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