2000本迫る阿部慎之助、「ON」以降のG最強打者&捕手としても“歴史的存在”

4月12日(水)13時40分 フルカウント

巨人の打者&強打の捕手として—野球殿堂入り確実な阿部慎之助

 少し気の早い話だが、現役選手の中で「野球殿堂入り」当確は、巨人、阿部慎之助だと思う。今年中には2000本安打を打つ可能性が高いが、すでに歴史的な存在だ。

 まず、82年に及ぶ巨人の歴史の中での阿部慎之助の位置づけについて見ていこう。以下は巨人の安打、本塁打、打点の5傑だ。(数字は4月11日現在。◎は殿堂入り)

【安打数】
1王貞治 2786 ◎
2長嶋茂雄 2471 ◎
3川上哲治 2351 ◎
4柴田勲 2018
5阿部慎之助 1929

【本塁打数】
1王貞治 868 ◎
2長嶋茂雄 444 ◎
3原辰徳 382
4阿部慎之助 377
5松井秀喜 332

【打点】
1王貞治 2170 ◎
2長嶋茂雄 1522 ◎
3川上哲治 1319 ◎
4阿部慎之助 1149
5原辰徳 1093

 NPB史上最多のリーグ優勝45回、日本一22回を誇る読売ジャイアンツだが、2000本安打は4人しかいない(他球団に移籍後達成した選手に駒田徳広がいる)。阿部が記録すれば5人目。また本塁打では、今季中に原辰徳の記録を抜いて巨人史上3位になる可能性が高い。阿部慎之助は、ON以降の巨人最強打者だと言ってもよい。

歴代捕手の中でも際立った成績

 しかも阿部慎之助は、キャリアの大半を大きな負担がかかる捕手として過ごしてきた。

 今は一塁手に転向しているが、阿部慎之助は、捕手としてNPB歴代9位の1666試合に出場している。12年にわたり100試合以上もマスクをかぶった。捕手としても屈指の持久力を見せてきた。

 NPBで捕手として1000試合以上出場した選手の打撃成績を見ると

【安打数】
1野村克也 2901 ◎
2谷繁元信 2108
3古田敦也 2097 ◎
4阿部慎之助 1929
5木俣達彦 1876

【本塁打数】
1野村克也 657 ◎
2阿部慎之助 377
3木俣達彦 285
4城島健司 244
5谷繁元信 229

【打点】
1野村克也 1988 ◎
2阿部慎之助 1149
3谷繁元信 1040
4古田敦也 1009 ◎
5木俣達彦 872

捕手以外ならさらに記録を伸ばした可能性も…

 1000試合以上出場した捕手では、安打数4位、本塁打数、打点はともに2位。すでにNPB史上、野村克也に次ぐ強打の捕手になっている。ちなみに、田淵幸一は1532安打、474本塁打、1135打点だが、捕手としての出場試合数は944にとどまっている。

 捕手でプロ入りし、その後、他のポジションにコンバートされた大選手には、衣笠祥雄、小笠原道大、和田一浩、山﨑武司らがいる。阿部慎之助も、他のポジションでプレーしていれば、さらに記録は伸びた可能性がある。

 しかし常勝巨人のホームベースを15年にわたって守り通した功績は非常に大きい。目に見えない部分での貢献度が高いのだ。今は小林誠司に正捕手の座を譲って一塁に専念している阿部慎之助だが、まさに至宝といえるだろう。

 どこまで記録を伸ばすか、今後に注目したい。

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

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