中村敬斗が2桁ゴール達成！　今季初の2得点でスタッド・ランスを2試合ぶり勝利へ導く

　スタッド・ランスに所属する中村敬斗が、11日に行われたリーグ・アン第29節RCランス戦で、2ゴールを記録した。

　前節終了時点で6勝8分14敗という成績を残し、勝ち点「29」を獲得しているスタッド・ランスが、2試合ぶりの白星を目指し、勝ち点「42」を得ているRCランスのホームに乗り込んだ一戦。スタッド・ランスに所属する中村、伊東純也、関根大輝の“日本人トリオ”は、揃ってスターティングメンバーに名を連ねた。

　試合の均衡が破れたのは33分。スタッド・ランスは1本のスルーパスでセルヒオ・アキエメが左サイドを破ると、ダイレクトで上げたクロスボールはブロックされたものの、アキエメ自らクリアボールを拾い、今度はマイナス方向へ折り返す。フリーになっていた中村がこのボールに反応。ダイレクトで叩き込み、スタッド・ランスに先制点をもたらした。

　中村のゴールで1点をリードしたスタッド・ランスは、招いたピンチの数も決して少なくはなかったものの、“守護神”のGKイェファン・ディウフの好セーブや関根を筆頭とする守備陣の奮闘もあり、1点リードを保ったまま終盤に突入。迎えた88分には、カウンターアタックのチャンスで中村が再び輝いた。

　自陣からドリブルで持ち運んだノア・サンギが相手を引き寄せて、ペナルティエリア手前で左へ渡すと、フリーでボックス左へ入った中村がダイレクトで流し込む。ファーサイドを狙い澄ました一撃が吸い込まれ、スタッド・ランスが勝利を決定づけた。

　試合はこのままタイムアップ。中村は同試合の1点目で、今季のリーグ・アンで記念すべき2桁ゴールを達成しており、2点目を記録したことによって、リーグ・アンでの得点数を「11」、公式戦での得点数を「12」に伸ばした。スタッド・ランスはこれで2試合ぶりの白星をゲット。関根はフル出場を果たし、伊東は78分まで、中村は90分までプレーした。

　次節は20日に行われ、スタッド・ランスはホームでトゥールーズと、RCランスは敵地でスタッド・ブレストと、それぞれ対戦する。

【スコア】
RCランス　0−2　スタッド・ランス

【得点者】
0−1　33分　中村敬斗（スタッド・ランス）
0−2　88分　中村敬斗（スタッド・ランス）