ヒルデブランドがDRRからインディ500に参戦。34台エントリーでバンプアウトが復活

2018年4月13日(金)21時18分 AUTOSPORT web

 ドレイヤー・&レインボールド・レーシングは、5月の第102回インディアナポリス500マイルレースにJR.ヒルデブランドを起用することを発表した。ヒルデブランドの参戦で現在34台がエントリーすることとなり、今年はフルグリッド33台を決定するバンプアウトが行われることになる。


 2010年のドレイヤー&レインボールド・レーシングからインディカーにデビューしたヒルデブランド。翌年はパンサー・レーシングから初のフル参戦を果たし、インディ500では最終ラップまでトップでいながら最終コーナーでクラッシュを喫し、不名誉な“ミスター・ターン4”というニックネームが付けられた。

タイヤを引きずりながらブリックヤードを通過するJR.ヒルデブランド


 2013年にパンサー・レーシングの撤退とともにシートを失い、インディアナポリスでのレースにスポット参戦を続けていたが、昨年はエド・カーペンター・レーシングのシートを獲得。フェニックスで3位、アイオワでは2位に入るもトップ10フィニッシュはその2戦のみで1年で再びシートを失うこととなった。


 インディ500参戦を目指していたヒルデブランドは、古巣のシートをゲット。66号車で8回目のインディ500に挑むこととなった。


 電話で記者会見に参加したヒルデブランドは、「戻てこれたことに本当に興奮している。インディカーというビッグリーグへ最初に声をかけてくれたのはデニス(レインボールド)だった」


「ここ数年は、同じシボレー陣営で過ごしいる。今シーズンのことを考え始めたとき、僕から電話したんだ。僕たちはそれをまとめることができて興奮しているよ」とコメント。
 1999年から毎年インディ500に参戦を続けているドレイヤー&レインボールド。2012年に参戦したオリオール・セルビアの4位が過去最高成績だ。今年は3月にセージ・カラムを起用することを発表しており、今シーズンのインディ500は2台体制で戦う。


「20年近くに渡り、インディ500に37台のクルマを送り出している。我々はその台数を追加し、決勝へと進出し、レースに勝つためにできることは何でもしようと思っている」とレインボールド。


 3月末にはジェイ・ハワードがシュミット・ピーターソンからインディ500に参戦を表明。さらにピッパ・マンもデイル・コイン・レーシングから参戦が決定しており、ヒルデブランドの参戦により現時点のエントリー台数は34台となった。


 フルグリッドは33台のインディ500。今年は久しぶりにバンプアウトと呼ばれる決勝レース進出を決めるアタック合戦が行われ、予選落ちのドライバーが生まれることになりそうだ。


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