レッドブルF1首脳、印象的なデビューを飾った角田に「日本人として初めてF1で勝てると確信」

2021年4月13日(火)18時0分 AUTOSPORT web

 レッドブル・モータースポーツアドバイザーでドライバー育成責任者を務めるヘルムート・マルコがドイツの放送局RTLのインタビューを受け、「角田(裕毅)が表彰台に立つ姿をすぐに見ることが出来るだろう」と語った。


 レッドブルのドライバー育成責任者として、日本のFIA-F4に参戦していた頃から角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)に目をかけ、FIA-F3、FIA-F2とステップアップしていくのを見守ってきたヘルムート・マルコ。ドイツの放送局RTLによるインタビューでマルコは「裕毅は日本人として初めてF1で勝つと確信している」とコメントし、彼のデビュー戦となるバーレーンGPを振り返った。


「彼はまだ20歳で、最初のレースでは何も悪いところがなかった。彼の持っているスピードは非常に素晴らしい」


「最終ラップでランス・ストロール(アストンマーティン)をオーバーテイクしたとき、角田はストロールの150メートル後ろにいた。彼は根っからのレーサーだ」


「彼はメンタリティも素晴らしいし、自信も持っている。角田が表彰台に立つ姿をすぐに見ることが出来るだろう」


 さらにインタビューの話題は今シーズンのF1に参戦しているふたりのドイツ人、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)とミック・シューマッハー(ハース)にも及んだ。


 セバスチャン・ベッテルについてマルコは、プレシーズンテストの内容を踏まえ「セバスチャンはアストンマーティンのマシンであまり走ることができていなかった」と前置きしたうえで「しかし彼もいくつかミスを犯した」と厳しめのコメント。

2021年F1第1戦バーレーンGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)


 それでもマルコは、元レッドブル育成ドライバーであり関係の深いベッテルに期待を寄せているようだ。


「バーレーンでのアストンマーティンは、テストのときと同じレベルのマシンだったと思う。1レースずつ時間をかけて、ベッテルはアストンマーティンでも活躍してもらいたいと思う」


 もうひとりのドイツ人ドライバー、ミック・シューマッハーについてはハースのマシンの戦闘力の低さを認めつつも、すべきことはたくさんあるとマルコはエールを送る。


「ミックはモチベーションを落とさないようにしなければならない。まずはマシンの性能を最大限に引き出し、もちろんチームメイトのニキータ・マゼピンにも勝つ必要がある」

2021年F1第1戦バーレーンGP ミック・シューマッハー(ハース)

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