バーレーンで弱点を見つけたアルピーヌF1、イモラで空力アップグレードを投入。複数のテストも実施

2021年4月13日(火)13時53分 AUTOSPORT web

 アルピーヌF1チームのエグゼクティブディレクターを務めるマルチン・ブコウスキーによれば、A521は今週末イモラで行われる第2戦エミリア・ロマーニャGPに空力アップグレードパッケージを搭載して持ち込まれる予定だ。


 チームは先月の開幕戦において、フェルナンド・アロンソとエステバン・オコンが不利な状況に陥ったために、ポイントを獲得できずにバーレーンを去ることになった。バーレーンGPでのアロンソのレースは、マシンのブレーキダクトにサンドイッチの包み紙が詰まり、ブレーキがオーバーヒートしたことで終わってしまった。一方オコンは、アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルとの接触により、10位入賞を果たすチャンスを奪われた。

2021年F1第1戦バーレーンGP エステバン・オコン(アルピーヌ)


 全体的にバーレーンでのアルピーヌのペースは、今季チームが戦おうとしている中団トップのライバルチームのペースと同等ではなかったとブコウスキーは認めた。


「バーレーンのレースウィークエンドは我々のパッケージにいくつか弱点があることを裏付けた。我々は中団の先頭で戦うのに不足しているコンマ数秒の速さを得ようと、改善の努力をしている」と今週末のエミリア・ロマーニャGPに先立ち、ブコウスキーは説明した。


 一連の空力アップデートを施したマシンをイモラで走らせパフォーマンスの向上を期待しているが、チームは今後のレースにおいてA521が永続的な正しい道を見つけられるかもしれない、いくつかの項目のテストも予定している。


「今季はこれまでテストと開幕戦のためにバーレーンにしか行っていない。異なるコースで我々のマシンがどのようなパフォーマンスを見せるか興味深いものになるだろう」


「それは開発作業に役立つ新しいデータを作り出すことにもなる。チームとしては、去年ここで表彰台を獲得したいい思い出もあるので、戻るのが楽しみだ!」


「このグランプリのために、マシンの空力アップグレードパッケージを用意している」


「加えて金曜日のフリー走行の間に評価するテスト項目もあるが、それは次の数レースにわたって予定されているさらなるアップグレードの決定に役立つだろう」

2021年F1第1戦バーレーンGP フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)

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