加賀山監督に聞くドゥカティの鈴鹿8耐ライダーは......「良い成績を残すために」

2024年4月13日(土)20時1分 AUTOSPORT web

 4月13日、全日本ロードレース選手権第2戦もてぎのJSB1000クラス決勝レース1が、栃木県のモビリティリゾートもてぎ行われ、水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)は2位表彰台を獲得。8耐トライアウトとしてはトップで通過した。


 DUCATI Team KAGAYAMAとして鈴鹿8耐の参戦へ駒を進めたが、複数人で戦う耐久レースのライダーは水野のほかにどんなライダーを起用するのか加賀山就臣監督に聞いてみた。


 開口一番、「まだ発表できるわけないじゃん」と答えた加賀山監督だが、「ライダー名は言えないけど、とにかく一番良い成績を残すために交渉中」と続けて話した。


「日本国内には、ドゥカティに乗れるライダーがあまりいない、という意味でやっぱり海外勢になると思う。ドゥカティ経験者とかね。今、何人かと交渉している」


 さらに、「いろいろな事情はある」というが、ライダーの交渉はイタリアのドゥカティが決めているわけではなく、主に加賀山監督が行っているそうだ。


 2024年の鈴鹿8耐が開催される7月21日のレースウイークには、スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)第6戦チェコラウンドやブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)第6戦ブランズハッチもあり、カレンダー被りで例年多数参戦するSBKライダーの起用ができない状況だ。


 現実的には海外の選手権で戦うライダーを招聘することになりそうであるが、日程が被っていないMotoGPのライダーが選出されればビッグサプライズとなるのだが……。

JSB1000:水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)/2024全日本ロード第2戦もてぎ レース1


 マシンにおいても、JSB1000ではレギュレーションに合うように多少の変更はしているが、WorldSBKのマシンをベースにイタリア本社で組まれたパニガーレV4 Rを走らせている。鈴鹿8耐では耐久仕様に変更する必要があるのだが、その準備は「もう初めている」と加賀山監督はいう。


 しかし、ドゥカティのファクトリーにも耐久レース用のパーツはない。「タイヤチェンジャーやタンク、燃費マップなど、作るパーツも必要だから準備は初めている。ドゥカティの耐久用パーツはないから、それはDUCATI Team KAGAYAMAでやっていく感じかな。それがメインジョブだから」


 EWCにはドゥカティのチームが参戦しているが、参考にしているのか聞くと「24時間と8耐の勝ち方は違うし、8耐では必要なパーツが違う」と語った。


 スプリントレースのような戦い方が必要な鈴鹿8耐、そしてドゥカティに乗り勝利を目指すのは、パニガーレに慣れている海外ライダーが必要になりそうだ。加賀山監督はまだライダーラインアップを明かさないが、鈴鹿8耐でも大注目チームになることは間違いなさそうだ。

加賀山就臣監督(DUCATI Team KAGAYAMA)/2024全日本ロード第2戦もてぎ


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