「正気の沙汰じゃないぞ」大谷翔平を“裏切る”水原氏の衝撃行為の数々に米識者も愕然「よく通訳なんてできたな」

2024年4月13日(土)11時35分 ココカラネクスト

さまざまな問題行動が新たに明るみになった水原氏。ギャンブルにのめり込んでいく様は世間に衝撃を与えた。(C)Getty Images

 いまやスポーツの枠を越え、社会的な関心事ともなっている。去る3月20日に明るみになったドジャースに所属する大谷翔平の専属通訳を務めていた水原一平氏が、同選手の資金を不正に利用し、違法賭博に関与していたという問題だ。

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 日本ではワイドショーやニュース番組で特集が組まれるなど、大々的にクローズアップされてきたスキャンダルは、現地時間4月11日に事態が終結に向かう決定が下った。米連邦捜査局が記者会見を実施し、大谷の口座を不正利用した水原氏を銀行詐欺罪で起訴したと公表した。

 新たに浮かび上がってきた騒動のあらましはショッキングなものばかりだった。とりわけ凄まじかったのは、水原氏がのめり込んでいたギャンブルの規模だ。

 検察側からの訴状によれば、大谷の口座から1600万ドル(約24億5000万円)を不正送金していた水原氏は、胴元との関係を持ち始めた2021年の12月からの約2年間で1万9000回もの賭博を実施。その間に抱えた総損失額は1億8290万ドル(約279億8370万円)で、勝った額を差し引いても、純損失4070万ドル(約62億2710万円)に上ると明かされた。

 さらに返済が遅れた水原氏が胴元から「最低限の敬意は払ってくれ。今夜、遅くなっても何時でもいいから電話するように」と脅迫めいたメッセージの受けるやり取りも明るみになった。同氏が“ギャンブルの沼”に陥っていく様が見て取れる生々しい連絡交換の模様は、お茶の間を震撼させた。

 当然、球界が誇る「唯一無二」のスーパースターを取り巻いたスキャンダルの顛末には、現地アメリカも衝撃を受けている。

 現地時間4月11日に米ポッドキャスト番組『The Rich Eisen Show』を更新したスポーツジャーナリストのリッチ・アイゼン氏は、「私は最初にこう思った。450万ドルを気づかれずに送金する方法なんて本当にあるのかって。それは信じられないことだった」と言及。そのうえで訴状の一部を読み上げ、水原氏へ厳しい言葉を投げかけた。

「この男(水原氏)は自分を見て、『おかしいぞ』と思わなかったのか。1600万ドルも不正に使っていながら、よく通訳なんてできたなって思うよ。その他のこともそうだ。よくできたな。ミズハラは代理人にも嘘をつき、秘密にしていたかったらしいんだ」

 さらに「ポイントは顧客の通訳がギャンブルをしていることを、代理人が知っていたのかどうかだ」と切り込んだアイゼン氏は、総損失額は1億8290万ドルという金額に「本当にあ然とさせられる数字だ」と驚嘆。「9桁の勝ちと、それ以上の9桁の負けが、8桁の損失に繋がったなんて……。そのうえで借金もしている。なんて馬鹿げたことをしたんだ」と糾弾。証言が二転三転した水原氏の“裏切り”を断じた。

「ミズハラは最初に『ESPN』のインタビューに応じた時、『オオタニが私をかばった』というようなことを言い、9桁の借金の支払いをあたかもオオタニが友人の肩代わりとして支払ったという方向に持っていこうとしていた。

 一体、彼はどんな神経をしているんだ? 正気の沙汰じゃないぞ。一日中、ありとあらゆる賭けのことを考えていながら、どうやって野球に集中していたっていうんだ。100年が経とうと、こんな常軌を逸した行動をする人間がいるとは思えない」

 最後に「私が(大谷側の証言を)信じていいかを迷っていたのは、通訳がここまでのことをやってのけるなんて見当もつかなかったからだ」と説いたアイゼン氏。米球界の酸いも甘いも知るベテランジャーナリストでさえも、今回の一件には、やはり驚きを隠せないようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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