【ヤクルト】村上宗隆がプロ初の「2番」開幕53打席目で今季初打点!「チーム青木」で連敗止めた

2024年4月13日(土)18時29分 ココカラネクスト

村上宗隆が今季初打点を記録した(C)TsutomuBEPPU

 ヤクルトの村上宗隆が4月13日、横浜スタジアムで行われたDeNA戦で今季初打点を挙げた。この日はプロ初の「2番・三塁」でスタメン出場。7回一死満塁の好機で右翼への適時打を放って、開幕から53打席目にしてようやく「1打点」を記録した。

【動画】ついに出た!「2番」村上宗隆が今季初打点を挙げるシーン

 打順変更が好結果に結びついた。2022年の三冠王はプロ初の2番に座り、4回の第2打席で中堅への安打、7回の第4打席にDeNAの3番手・石川達也が投じた3球目のカーブを捉えると、打球は一・二塁間を抜け、一塁ベース上では思わず笑みもこぼれた。

 村上の今季初打点にSNS上では「2番村上宗隆!いいんじゃない!!」「今季初打点うれしーー!こっからですね!信じてます!」などと、喜びの声があふれていた。

 村上は今季初打点の適時打について「良い流れで回ってきて追加点が取れてよかったです」とコメント。この日は3打数2安打1打点とマルチ安打をマークした。

 試合はヤクルトが0-2と2点差を追う6回二死一・二塁から、ホセ・オスナの適時打で1点を返すと、二死満塁から5番の青木宣親が上茶谷大河の直球を捉えて左翼への適時二塁打で4-2と逆転に成功した。

 青木は試合後のヒーローインタビューで「前を打つバッターが凄く粘っていた。ここでというそういう気持ちで打席に立ちました。粘りのある攻撃をしていこうというのは常に言っていた。今日はそれがいい方向にいった」と、逆転の場面を振り返り、自身の一打について「神頼みというか、当たりは悪くなかったので、とにかく落ちてくれとそういう気持ち。ファーストベースを踏み忘れそうになった。それぐらい興奮していた。いい1本になった」と喜んだ。

 その青木と村上はオフに自主トレを共に行う間柄だ。今年の1月には「TEAM AOKI」と描かれたお揃いのTシャツを着て練習に励んだ。

 42歳で球界野手最年長の青木が逆転打を放ち、村上の今季初打点がダメ押しの一打となった。チームは5-2で勝利して連敗を「3」で止めた。「チーム青木」のふたりがその立役者となった。

[文:別府勉]

ココカラネクスト

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