ホルヘ・マルティン、復帰戦の転倒で気胸と肋骨を6個所骨折。数日間入院へ/第4戦カタールGP
2025年4月14日（月）16時2分 AUTOSPORT web
4月13日、2025年MotoGP第4戦カタールGP MotoGPクラスの決勝レースがルサイル・インターナショナル・サーキットで行われたが、転倒したホルヘ・マルティン（アプリリア・レーシング）が胸部外傷を負い、肋骨も6個所骨折したことがアナウンスされた。
マルティンは2月5日のマレーシア公式テスト1日目の序盤でハイサイド転倒を喫して、右手の第5中手骨頭の骨折と左足の第3、第4、第5中足骨を骨折してしまった。手術後は開幕戦に間に合うようにトレーニングをしていたが、2月24日のトレーニング中に左手の橈骨、舟状骨、三角骨、そして右の踵も骨折。2月25日にも手術を受けることになり、第1戦タイGPから第3戦アメリカズGPまで開幕3戦を欠場して、ロレンツォ・サバドーリが代役を務めていた。
体調が100％ではないなか第4戦カタールGPで復帰。予選は14番手、スプリントでは16番手と成績が振るわないながらも着実に久々のMotoGPマシンに慣れていった。しかし、日曜日の決勝では14周目の13コーナーでファビオ・ディ・ジャンアントニオ（プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム）と接触した際に縁石上で転倒。胸部外傷を負い、診察の結果、右胸部の肋骨挫傷と気胸が判明する。
その後、ハマド総合病院に搬送され、CTスキャンによる精密検査を受けたが、気胸の拡大が認められ、吸引ドレナージが必要となる状況となった。さらに、右の肋骨に計6箇所の骨折が見つかっている。気胸が治るまで、数日間は病院で経過観察を受ける必要があり入院する。
