最初から“潔白”を語った大谷翔平に飛ぶ懐疑論に米記者が猛反発!「オオタニは濡れ衣を着させられかけた被害者」

2024年4月14日(日)12時27分 ココカラネクスト

水原氏と大谷の間に生じたスキャンダルは、ようやく解消に向けて動き出した。(C)Getty Images

 一大スキャンダルは終結に向かっている。

 現地時間4月11日、米ロサンゼルスの連邦検察は、ドジャースの大谷翔平の専属通訳であった水原一平氏を銀行詐欺罪で訴追。お茶の間をも愕然とさせた違法賭博問題は最終局面を迎え、37ページに及ぶ訴状で全容が明かされるに至った。

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すでに周知の通りだが、あまりにショッキングな事件だった。水原氏は米連邦捜査局がマークしていた南カリフォルニアの違法ブックメーカーとの間に負債を抱え、その支払いを大谷の銀行口座から不正に実行。訴状によると、当初に「少なくとも450万ドル(約6億8000万円)」と報じられていた送金額は、1600万ドル(約24億5000万円)にのぼっていたという。

 また、水原氏は大谷の年俸などが振り込まれている銀行口座にひもづく携帯電話番号とメールアドレスを自身のものへと独自に変更。ネズ・バレロ代理人ら関係者からの資産に関する問い合わせには、「この口座はプライベートなもので、大谷は関与してほしくないと言っている」と嘘のコメントを伝え、口座資金をありのままに使用。その驚愕の実態が次々と明るみになった。

 スキャンダルが発覚してからほどなくして一部の米メディアや識者たちは、大谷に対して疑念を向けた。水原氏がいかに口座にアクセスしたのか、なぜ大谷や周囲の関係者が巨額の送金に気付かなかったのかが明確になっていなかったためだ。

 ゆえに先月25日に実施された声明発表会見で「僕自身は何かに賭けたり、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたり、またそれを頼んだことはない」と強調していた大谷に対しては、野球ファンからも疑いの目が向けられた。

 だが、今回の検察の訴状で、今まで見えてなかった事件の真実は浮かび上がった。それにより潔白が証明される形となった大谷を慮る声はかつてないほどに高まっている。

 ドジャースの専門サイト『Dodgers Nation』のコラムニストであるJ.P・フーンストラ氏は「ショウヘイ・オオタニは元通訳がチームに真実を告白するまで、自分が窃盗の被害者だとは気づかなかったと常々語っている。彼はここで『自分は被害者だ』と言った。それで十分に説明されていたのではないか?」と指摘。そして、訴状が公表されてもなお、懐疑論を投げかける一部の人々に苦言を呈している。

「オオタニがいまだに濡れ衣を着させられかけた被害者であることを疑っている人は、おそらく大義を失っている。司法省が出した結論を裏付ける証拠は山のような大きさを誇っている。これほどオオタニの勝ち目は明らかなのに、なぜ一部の人々は法廷でミズハラの無罪を証明しようとするリスクを冒すのだろうか?

 陰謀説をまだ信じている人への回答は簡単だ。まずは司法省の訴状を読むことから始めよう。そして、ミズハラが違法なスポーツブックメーカーとの間で交わしたメッセージを見直すべきだ。彼は自身のギャンブルによって出来上がった借金を隠すために、最も巧妙な隠蔽計画を意図的に画策したのだ」

 最終的に水原氏がいかなる罪に問われ、問題の責任を負うことになるのか。スキャンダルのエンディングをしっかりと見守りたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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