ソユースタジアムは「観戦環境劣悪」J2秋田の新スタ計画を知事推進も市長と意見相違?
2025年4月14日(月)11時42分 FOOTBALL TRIBE

ブラウブリッツ秋田は4月13日に行われた明治安田J2リーグ第9節で、大宮アルディージャと対戦。秋田県新知事の鈴木健太氏がソユースタジアムに来場したが、新スタジアム計画に関する同知事の発言内容が話題に。秋田市新市長の沼谷純氏と意見が食い違っているだけに、計画が進まない可能性も考えられる。
報道によると、鈴木知事は大宮戦を視察した際、ソユースタジアムについて「観戦環境が劣悪」と発言。スタジアム整備について「私個人としては、新設が望ましいと感じた」と述べたというが、この知事の発言内容には、ネット上で賛否含めて様々な意見が寄せられている。
一方、元県議であり秋田新市長の沼谷氏は「Jリーグはもともと整備の条件に新設を挙げているわけではない」と持論を展開。ASPスタジアムの改修工事を優先的に検討すべきとの主張を展開している。
新スタジアム計画を巡っては、穂積志前市長が建設を推進していた一方、市や県の建設費の負担割合等を巡り、議論が白熱している。それだけに、今後計画賛成派の鈴木知事と、あくまでも改修を主張する沼谷市長の意見が食い違うことにより、議論が進まない可能性も考えられる。
なお、クラブはソユースタジアムが衛生施設及び屋根の基準を充足していないとして、Jリーグから制裁を受けている。2017年にJ3優勝も、J2スタジアム基準を満たさなかったことをきっかけにスタートしたスタジアム建設計画。4月6日に市長選挙、県知事選挙の結果が今後の展開に大きな影響を与えそうだ。