裏付けられた水原氏の信じがたい“嘘” 大谷翔平との最後の対話後に見えた虚しき言動「恥ずかしい。妻も知らなかった」

2024年4月15日(月)16時0分 ココカラネクスト

すでに大谷との接近禁止命令が下っている水原氏。次々と明るみになる彼の不可解な言動が波紋を広げている。(C)Getty Images

 日を追うごとに信じがたい真実が明るみになり、衝撃は収まる気配がない。現地時間4月11日に米ロサンゼルスの連邦検察局から銀行詐欺罪で訴追された水原一平氏が、大谷翔平(ドジャース)との間に起こしていたスキャンダルだ。

 米メディアもこぞって水原氏の“厚顔無恥”な行動を伝え続けている。米紙『New York Times』は、同氏が絶望に叩き落とされた瞬間を克明にリポートしている。それはドジャースの関係者と大谷本人に騒動の事実を告白した時だった。

【関連記事】大谷翔平も「おかしい」と困惑 窮地の水原氏が口にした“異様な懇願”「僕の借金を肩代わりしたことにしてくれないか」

 韓国・ソウルで行われた20日の開幕戦に勝利した試合後、水原氏はクラブハウスでドジャースの選手たちはもちろん、アンドリュー・フリードマン編成本部長やスタン・カステンCEOら球団上層部の前で「自分はギャンブル依存症だ。借金をショウヘイに肩代わりしてもらっていた」と衝撃の告白。

 この時は英語のスピーチを理解しきれなかった大谷は、ショッキングなミーティング終了後に水原氏を宿泊するホテルの地下にあった会議室へ呼び出し。2人きりとなった真夜中の一室で事情を問いただすと、自身の銀行口座から莫大な金を盗んだことを白状されたという。

 直後に「翔平が僕の借金を肩代わりしたことにしてもらえないか」と嘆願されたという大谷だが、きっぱりと拒否。ネズ・バレロ代理人を会議室に呼び、ロサンゼルスにいる弁護士、さらにニューヨークにいる危機管理担当の弁護士、さらに水原氏の妻も会議に参加させ、事態の全容を把握するに至った。

 あまりに身勝手な要求は、大谷に疑惑が集まる要因ともなった水原氏の“前言撤回”のタイミングとも合致する。

 同氏は20日に公開となった米スポーツ専門局『ESPN』の電話取材に対して「翔平に借金の肩代わりしてもらった」「2人でパソコンを開き口座にログインして50万ドル(約7500万円)を8、9回送金した」と具体的に強調していたが、今回の報道で全てが虚言だったという事実が裏付けられる形となった。

 そして、21日に『ESPN』で「昨日の発言は嘘だった」と訂正。この際に成す術を失った水原氏は「恥ずかしい。妻も今に至るまで何も知らなかった」と明かし、「翔平には言えなかった。自分の生計を立てるのが大変で、ギリギリの生活だった」と吐露。追い込まれた途端に生活苦を明かしたのは、今にして思えば、なんとも虚しい言動だった。

 今後は5月9日の次回法廷で罪状認否が行なわれる予定となっている水原氏。ベースボールの英雄を支えた名通訳からの転落人生には、ただただ驚かされるばかりである。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「大谷翔平」をもっと詳しく

「大谷翔平」のニュース

「大谷翔平」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ