リバプール移籍噂の三笘薫に、地元メディアは慎重な見解

2025年4月15日(火)11時30分 FOOTBALL TRIBE

三笘薫 写真:Getty Images

 今2025年夏の移籍市場に向けて、日本代表キャプテンMF遠藤航が所属するプレミアリーグのリバプールが、同代表で同リーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン所属のFW三笘薫の獲得を検討しているようだ。4月14日、『TEAMtalk』が報じた。


 三笘は今2024/25シーズン、ブライトンで8得点3アシストを記録しており、そのパフォーマンスから多くのクラブの関心を集めている。2027年まで契約を残す中、クラブ側は強気の姿勢を崩していないが、現在リーグ10位のブライトンがこのまま欧州大会出場権を逃せば、売却に転じる可能性もあると見られている。


 一方、この報道を受けて、リバプール地元メディア『Anfield Index』は慎重な見方を示している。まず、ブライトンが要求する移籍金が8,000万ポンド(約149億5,251万円)に達するとされる点について、三笘が才能ある選手である一方で、1シーズンを通して安定したトップレベルのパフォーマンスを見せてきたとは言いがたく、高額な投資には疑問が残ると指摘。


 また、リバプールの左サイドではFWルイス・ディアスやFWコーディ・ガクポがすでに存在感を示しており、大きな放出なしに新たなウイングを加えることはチームバランスを損ねる可能性があると分析した。


 財政面でもサウジアラビア勢との競争が課題となるだろう。アル・ナスルは三笘獲得に向け1月に5,400万ポンド(約104億8,967万円)と6,100万ポンド(約117億4,002万円)のオファーを出していたとされ、給与面においてもリバプールが太刀打ちできないという。


 三笘の契約が残り2年となる中、ブライトンのビジネスモデルを踏まえれば今夏の売却も十分に想定されるが、リバプールが本腰を入れるには、ディアスの去就やクラブの補強方針に左右されると思われる。現時点では、移籍実現の可能性よりも観測の段階にあると見た方が自然だろう。

FOOTBALL TRIBE

「三笘薫」をもっと詳しく

「三笘薫」のニュース

「三笘薫」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ