インテル、2度のリード生かせずカリアリとドロー…次節“ミラノ・ダービー”勝利で優勝確定

2024年4月15日(月)5時42分 サッカーキング

インテルとカリアリの一戦はドロー決着 [写真]=Getty Images

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 セリエA第32節が14日に行われ、インテルとカリアリが対戦した。

 現在2位ミランに「14」ポイント差をつけ、3シーズンぶりのスクデット獲得へ猛進しているインテル。昨年9月の第6節でサッスオーロに敗れて以来は24戦無敗を維持しており、第31節終了時点での勝ち点「82」は歴代2位の記録となっている。3連勝を目指す今節は本拠地『サン・シーロ』に暫定14位カリアリを迎える一戦。直前に試合を行ったミランはドローに終わったため、インテルが勝利した場合には勝ち点差がさらに拡大し、優勝へ向けて大きく前進することとなる。

 序盤からインテルがボールを握り、カリアリを押し込む展開が続く。5分には左CKのこぼれ球を拾ったニコロ・バレッラがボックス手前から強烈なボレーシュートを放ったが、相手GKの落ち着いた対応に阻まれる。迎えた12分、敵陣内で細かくパスを繋ぎ、右サイドの深い位置でボールを収めたマッテオ・ダルミアンがボックス内右へ送る。抜け出したアレクシス・サンチェスが素早く折り返し、走り込んだマルクス・テュラムがネットを揺らした。

 早い時間で先制に成功したインテルは、その後も追加点を目指し、攻勢を強める。28分、フェデリコ・ディマルコの斜めのクロスに、バレッラが巧みなバックヘッドで合わせてネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定。対するカリアリは何度か相手ゴール前に迫るシーンを作るが、インテルのGKヤン・ゾマーを脅かすようなシュートを放つことができない。インテルも追加点は奪えず、このまま最小得点差で前半が終了した。

 後半の立ち上がりもインテルのペースに。ゆったりとボールを保持しながらカリアリを押し込むと、48分には右CKのこぼれ球を拾ったディマルコが、ボックス手前からハーフボレーでゴールを狙う。強烈なシュートが枠を捉えたものの、GKシモーネ・スクフェットが片手で弾き出す。62分、ゴールからやや離れた位置でFKを獲得すると、ハカン・チャルハノールが得意の右足で低い弾道のシュートを放ったが、ここもGKスクフェットの好セーブに阻まれた。

 対するカリアリは65分、後方からのロングフィードをジト・ルヴンボが落とすと、走り込んだエルドル・ショムロドフが右足を振り抜く。強烈なシュートがGKゾマーの手を弾いてネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。しかし、インテルもすぐさま反撃。失点直後にA・サンチェスが際どいヘディングシュートを放つと、73分にはバレッラのクロスに反応したダヴィデ・フラッテージが相手DFのハンドを誘発し、PKを獲得する。これをチャルハノールが冷静に沈め、インテルが勝ち越しに成功した。

 83分、カリアリはクロスのこぼれ球を拾ったマッテオ・プラティがヘディングでボックス内へ送り、ジャンルカ・ラパドゥーラが絡むと、最後はニコラス・ヴィオラが至近距離からボレーシュートを放つ。これがネットを揺らし、カリアリが再び同点に追い付く。最終盤にかけては両チームがチャンスを作るも、決め切ることができず。試合はこのまま2−2で終了し、両チームが勝ち点「1」ずつを分け合う結果となった。

 次節、インテルは22日にミランとの“ミラノ・ダービー”に臨み、勝利すればスクデット獲得が確定する。一方のカリアリは19日にユヴェントスをホームに迎える。

【スコア】
インテル 2−2 カリアリ

【得点者】
1−0 12分 マルクス・テュラム(インテル)
1−1 65分 エルドル・ショムロドフ(カリアリ)
2−1 74分 ハカン・チャルハノール(PK/インテル)
2−2 83分 ニコラス・ヴィオラ(カリアリ)

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