レヴァークーゼンが無敗でブンデス初制覇! 圧巻の快勝劇でバイエルンの“一強時代”に終止符

2024年4月15日(月)2時22分 サッカーキング

レヴァークーゼンがブンデスリーガ初制覇! [写真]=Getty Images

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 ブンデスリーガ第29節が14日に行われ、レヴァークーゼンとブレーメンが対戦した。

 ヨーロッパリーグ(EL)、DFBポカール含めた全公式戦で、今シーズン開幕以来42戦無敗を維持しているレヴァークーゼン。初優勝を目指すブンデスリーガでは、前節ウニオン・ベルリンとの接戦を制して9連勝を飾り、直近11連覇中の2位バイエルンとの勝ち点差を「16」に広げた。本拠地『バイ・アレーナ』にブレーメンを迎える今節、勝利して勝ち点「3」を積み上げれば、5試合を残してのマイスターシャーレ獲得が確定する。

 ジェレミー・フリンポンやアレハンドロ・グリマルド、フロリアン・ヴィルツらをベンチスタートとしたレヴァークーゼンは序盤から主導権を握り、8分に最初の決定機を創出。右から仕掛けたネイサン・テラがグラウンダーのクロスを送り、ファーサイドに走り込んだピエロ・インカピエがダイレクトで合わせたが、惜しくもGKミヒャエル・ツェッテラーの好セーブに阻まれた。

 序盤のチャンスを逃したレヴァークーゼンは、10分過ぎにかけてブレーメンに何度かゴール前に迫られるも、集中した守備で得点を与えない。すると22分、最前列のヴィクター・ボニフェイスのポストプレーを起点に右のテラに展開すると、グラウンダーのクロスに走り込んだヨナス・ホフマンが後方から相手DFに倒される。オンフィールドレビューの結果PKが与えられると、キッカーのボニフェイスが冷静にネットを揺らし、先制に成功した。

 リードを奪ったレヴァークーゼンは得点直後のCKで決定機を作ると、35分には左から仕掛けたアミン・アドリが相手DFを振り切ってマイナスへ折り返し、ホフマンが右足でゴールを狙ったが、枠を捉えたシュートはライン上でクリアされた。その3分後にはアドリがクロスバー直撃のシュートを放つなど、積極的に追加点を狙いにいく。守備面ではGKルーカス・フラデツキーを中心に粘り強い対応が光り、1−0のまま前半を折り返した。

 後半の序盤はブレーメンがボールを握る時間を増やし、同点ゴールのチャンスをうかがう。レヴァークーゼンはコンパクトな守備陣形を保ち、後半開始と同時に投入されたヴィルツにボールを集めていく。59分にはCKのこぼれ球を拾ったヴィルツが右足を振り抜くも、狙い澄ましたシュートは枠の右へ。その直後にはボニフェイスのパスを受けたグラニト・ジャカが得意の左足を一閃。強烈なロングシュートがゴール左隅に突き刺さり、リードを2点に広げた。

 完全に主導権を握ったレヴァークーゼンは68分、敵陣内で細かくパスを繋ぐと、ボックス手前中央でボールを収めたヴィルツが右足を振り抜く。強烈なブレ球がネットに突き刺さり、決定的な3点目を奪った。その後も途中出場のパトリック・シックやフリンポンが積極的なプレーを見せ、何度もシュートチャンスを創出する。83分にはDFラインの背後へ抜け出したヴィルツがこの日2ゴール目をマークした。

 90分にはカウンターで持ち上がったアレハンドロ・グリマルドが右へ展開し、これを収めたヴィルツがハットトリックとなるゴールを沈める。試合は5−0で終了し、開幕以来29戦無敗としたレヴァークーゼンがブンデスリーガ初制覇を達成した。次節は21日に行われ、レヴァークーゼンはアウェイでドルトムントと、ブレーメンはホームでシュトゥットガルトと対戦する。

【スコア】
レヴァークーゼン 5ー0 ブレーメン 

【得点者】
1−0 25分 ヴィクター・ボニフェイス(PK/レヴァークーゼン)
2−0 60分 グラニト・ジャカ(レヴァークーゼン)
3−0 68分 フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン) 
4−0 83分 フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)
5−0 90分 フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)

【スターティングメンバー】
レヴァークーゼン(3−4−2−1)
GK:フラデツキー
DF:コスヌ、ター、タプソバ
MF:テラ(62分 フリンポン)、アンドリッヒ、ジャカ(77分 パラシオス)、インカピエ(77分 グリマルド)、ホフマン、アドリ(HT ヴィルツ)
FW:ボニフェイス(62分 シック)


【動画】レヴァークーゼン、ヴィルツのハット含む圧巻5発で初優勝を決める!

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