【巨人】”勝ちパターン”だけではない 広島3連戦で見せた昨季にはなかった「強み」とは

2024年4月16日(火)16時6分 ココカラネクスト

駒が揃ってきたリリーフ陣を阿部監督も頼もしく思っていることだろう(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 4月12日からの広島3連戦を3連勝で飾り、連勝を6まで伸ばした巨人。勝率では下回っているが首位の中日とのゲーム差は0になった。広島3連戦を最高の結果で終えられた要因として、リリーフ陣の頑張りが挙げられるだろう。

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 12日は先発したエース・戸郷翔征が5回8安打4失点と打ち込まれ、早々にマウンドを降りる苦しい展開。それでも、6回のマウンドに送り込まれた移籍後初登板の泉圭輔が無失点ピッチングを披露して流れを呼び込み、その裏に一挙7得点をあげて逆転に成功した。

 点差が5点になったため、”勝ちパターン”ではない投手が泉の後に登板したが、船迫大雅、ケラー、高梨雄平はいずれもランナーを1人も出さないパーフェクトピッチング。勝ちパターンの投手に引けを取らない投球内容で、危な気ない投手リレーを見せた。

 13日は1点リードの7回に登板した中川皓太が2失点して逆転を許す。その後、8回裏に岡本和真のタイムリー内野安打で追いつき、試合は延長12回までもつれたが、8回からマウンドに上がったバルドナード 、大勢、西舘勇陽、船迫、高梨が合わせて四死球0、被安打1の完璧な継投を見せ、12回のサヨナラ劇につなげた。

 14日は試合前に中川が左膝痛のために抹消されたが、1点リードの8回にマウンドに上がったバルドナードが0失点に抑えて、守護神・大勢にバトンをつなぐ。大勢も良い流れを崩さずに三者凡退でゲームを締めた。

 いわゆる”勝ちパターン”以外の投手がいずれもナイスピッチングを披露した12日の試合、リリーフとしてマウンドに上がった7人のうち4人にホールドポイントがついた13日の試合、新しい”勝ちパターン”を見せた14日の試合、3試合いずれもリリーフ陣の明るい材料が見られた。

 昨シーズン、リリーフ陣の防御率が3.81とリーグ最下位だった巨人。オフにはテコ入れのため、ブルペンの整備を積極的に行ったが、その成果が早くも出ている。リリーフ陣が今後も巨人の快進撃を牽引していきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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