ファン・ダイクがリバプールとの契約交渉で求めた追加要求とは？

　今2024/25シーズンのプレミアリーグで優勝目前のリバプールだが、主将を務めるDFフィルジル・ファン・ダイクが、契約交渉の裏でクラブに対して特別な要求をしていたことが分かった。

　英メディア『Express』によると、クラブとの新たな2年契約の正式発表を控える中、ファン・ダイクは自身の待遇だけでなく、リバプールが今夏の移籍市場で積極的な補強に動くことを契約条件の一部として求めていたようだ。

　「どんな選手が出ていき、どんな選手が入ってくるにせよ、今年の夏は重要な夏になるはずだ。クラブもそのつもりで準備している。リバプールに関わる人間として、経営陣が正しい判断を下すと信じている」「リバプールは今後もタイトル争いをすべきだ」と同メディアに語ったことが紹介されており、短期的な成功にとどまらず、持続的な強さの維持を求めている姿勢がうかがえる。

　現在のチーム状況についても、「昨2024年夏はしっかりしたプレシーズンを過ごせなかった。今年はトレーニングキャンプがあり、アルネ・スロット監督の求めるプレースタイルに集中できる時間がある。それがチームの成長につながる」と述べ、「改善点はまだ多く、本格的なプレシーズンは安定した戦いに繋がる」との考えを示しているようだ。

　今シーズン、リーグで32試合中2敗という好成績を収めているリバプールだが、ライバルチームのレベルに疑問を呈する声もある。これに対しても「どのチームもどの相手にでも勝てる。今シーズンのプレミアリーグのレベルは高い」と反論しているファン・ダイク。自身2度目のリーグ優勝まであと2勝、勝ち点6に迫る中、「ほとんどの選手はこの経験がない。だから実現すれば本当に素晴らしいこと」としながらも、最後まで油断しない姿勢を崩していない。