【RIZIN】宇佐美正パトリック&宇佐美秀メイソン 兄弟で韓国大会参戦!パトリック「興奮してる」
2025年4月16日(水)16時32分 スポーツニッポン
格闘技イベント「RIZIN」は16日に韓国で記者会見を行い、5月31日にRIZIN初韓国大会となる「RIZIN WORLD SERIES inKOREA」の対戦カードを発表。宇佐美正パトリック(24=クレイス)と宇佐美秀メイソン(23=team VASILEUS)の“宇佐美兄弟”が同日参戦を果たす。
RIZIN初韓国大会では“日韓戦”をテーマとした11試合がマッチメークされた。
兄・パトリックは高校時代にアマチュアボクシング6冠を達成。その後MMAに転向。22年10月からRIZINに参戦している。昨年6月の「RIZIN.47」では、世界の舞台で戦ってきた徳留一樹に1RKO勝利で1年半ぶりの白星を飾った。しかし9月の「RIZIN.48」では矢地祐介に判定負け、さらに12月の「DEEP123」でも積極的な戦い方を見せられず西川大和に判定で敗れて2連敗を喫した。その悔しさを晴らすために、短期間となったが大みそかの「RIZIN DECADE」第1部「雷神番外地」に参戦。ブレイキングダウンで活躍する細川一颯(フリー)から強烈ボディーで2RKO勝利を飾った。
今年初戦はUFCでも活躍した“コリアンゾンビ”ことジョン・チャンソンの推薦選手であるキム・シウォン(韓国)と対戦する。会見でパトリックは「韓国大会で弟と出れるので、興奮してます。相手の試合映像を見た時にアグレッシブなので試合が楽しみになった。試合当日は僕とメイソンでRIZINを盛り上げる」とファンに誓った
弟・メイソンは15歳からその才能をストリートファイトの方向に向けて鑑別所入り。心配した父親は、離婚した母親の住むカナダに留学させるが、カナダでもストリートファイターとしての暴れっぷりに輪をかけ、5年間で2年も少年院・刑務所で過ごすことになる。身体の大きな外国人相手にも何ら臆することなく、ギャングのボスの自宅に強盗に入るほどの怖いもの知らずで、仲間数人が殺害され、本人も銃で撃たれた経験を持つ。さすがに心配した父親から日本に呼び戻された後にMMAへ転向。
キックボクシングデビュー戦となった22年12月の「INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in両国」では初代K—1MAX王者のアルバート・クラウスに完勝の内容で判定勝利。23年9月にはISKAインターコンチネンタル暫定王座を獲得。昨年12月には實方拓海を下して、RISEウェルター級王座を獲得した。これまでキックボクシングでは8戦7勝(4KO)1分の戦績を残して、今回がRIZIN初参戦となる。
メイソンの対戦相手は、初代MAXFC王者で現KBC王者のジョ・サンヘ(韓国)。メイソンは「RIZIN初参戦でワクワクしてます。試合当日はみんなが見たいKOで相手をマットに沈めます」と意気込んだ。