“大谷翔平詣”はできず残念も… 竹田麗央に日米連続予選落ちから浮上の兆し
2025年4月17日(木)17時0分 ALBA Net
停滞ムードをここロサンゼルスで払拭したい(撮影:ALBA)
<JMイーグルLA選手権 事前情報◇16日◇エル・カバレロCC(カリフォルニア州)◇6679ヤード・パー72>
先週、国内女子ツアーの「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」にスポット参戦し、まさかの予選落ちを喫した竹田麗央。だが、「先週はなかなかうまくいかなかったけど、そこで気づいたこともありました。切り替えてまた頑張りたいです」と、前を向いて渡米した。
その“気づき”は、予選敗退直後の日曜日にあった。練習場でショットにいい感覚が出てきたという。さらにスタジオアリスのラウンド中には、パットの握りをクロスハンドにしているシーンもあったが、「いろいろ試したけど、やっぱり自分の打ち方(順手)を信じてやった方がいいなと思った」ということも再認識。「ショットもパッティングも、先週やその前に比べたらだいぶ良くなってます」というのも、前向きになれる要因だ。
3月の「フォード選手権」、そして先週と日米で出場2戦連続の予選落ち。ただ、そこまでの米ツアー5戦では中国での1勝含む、トップ10入り3度と最高に近い滑り出しといえる。ポイントランキングは古江彩佳の7位に次ぐ8位。長いシーズンでは当然、浮き沈みがある。そこから脱出する兆しが見えているのは好材料になる。
米国生活については、「楽しいです」とキッパリ。「行ったことのないところに行けるのと、日本と違うコースでプレーができるのが楽しい」というのがその理由だ。「アジアシリーズやいろんな地域でプレーができてるのがすごく楽しい。これからずっとアメリカが続くので、頑張りたい」と、次は本土での優勝がターゲットになる。
さて、今週滞在するロサンゼルスといえば、大谷翔平らが所属するドジャースのお膝元だが、竹田は「行けてないです…」とちょっぴり残念そう。その分、調整は順調で、「アップダウンもあったり、ティショットの時に効いてくる木があるホールも何個かある。そういったところ気をつけていきたい」と、コースの特徴もしっかりと押さえることができているようだ。
そして来週は、いよいよ今季メジャー初戦「シェブロン選手権」を迎える。ただ「あまり来週のことを考えることがなくて、今週は今週として頑張りたい」と、今は目の前のプレーに集中する。とはいえ、「楽しみ」というのも本音。つかみかけている手応えを自信につなげ、ロスからテキサスへと向かいたい。
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