「凡打の内容が悪い」不振に苦しむ佐藤輝明に球界OBが送ったアドバイスとは？

打撃不振の佐藤。高木氏は「ギャンブル的な発想を持たないと打てない時がある」とも語った(C)CoCoKARAnext

　１８年ぶりの優勝を狙う岡田阪神。開幕から１３試合を終え、７勝５敗１分（１７日現在）でセ・リーグ２位の成績を残している。そんな阪神で状態が心配されているのが佐藤輝明だ。佐藤は今季ここまで、打率・１７９、本塁打０、打点１と不振が続いている。１３日の巨人戦（東京ドーム）では今季初のスタメン落ちを経験するなど、ここまで本来の実力を発揮できていない。

【関連記事】だから勝てない巨人軍　球団有力ＯＢがどうしても指摘したい「ダメ出しポイント」

　そんな佐藤の状態を球界ＯＢはどう見ているのか。現役時代は大洋（現ＤｅＮＡ）で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍している高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルで動画を更新し、佐藤輝明について言及した。

　高木氏は動画内で、「阪神に入ってから、色々打撃フォームを変えている。凡打の内容が悪いよね。引っ張ってほしいところで三振したりとか、サヨナラのチャンスで凡退したりとか」とコメント。好機での凡退が目立つ佐藤について指摘した。

　また、高木氏は不振に苦しんでいる佐藤にこんなアドバイスを送っていた。「本当にいい投手はギャンブル的な発想を持たないと打てない時がある。インサイドに来たら全部打つとか、このピッチャーは初球からいくとか、相手投手によっての考え方というのをいろんなアイテムを持っておかないと打てない」と話し、「例えば（相手投手が巨人の）戸郷だったら、必ずフォークを使ってくるから、それをずっと待つとかね」と語り、考えて打席に立つという意識をアドバイスした。

　ただ、高木氏は「素質的には魅力がものすごくある選手。あれだけのパワーと飛距離を誇っている。それが出ないのがもどかしくてしょうがない」と話し、佐藤の魅力を語った。

　今シーズン中の復活については、「考えてやっているかどうかだよね」と話し、「どういう風に思考して、どういう風に習得していくか、これが本当に課題だよ」としている。

　佐藤輝明は、持っている素質を発揮し、復活を遂げることができるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]