巨人・田中将大 日本球界復帰後最短の2回6失点KO DeNA打線に「見切られたポイント」とは
2025年4月17日(木)20時47分 ココカラネクスト

田中は日本復帰後、最短KOとなった(C)産経新聞社
巨人・田中将大は17日のDeNA戦(東京ドーム)に今季2度目の登板。日米通算199勝目をかけた内容が注目されたが2回7安打6失点KO。日本球界復帰後では最短KOとなった。
【動画】田中が牧に変化球を捉えられ、先制適時打を許すシーン
初回、DeNA先頭の梶原昂希にストレートを捉えられ、あわや本塁打という右中間フェンス直撃の二塁打といきなりピンチを迎える。
続く三森大貴には二塁内野安打を許し、すかさず二盗を決められる。
無死二、三塁となった場面で一死後、4番に入った牧秀悟を迎える。ここで3ボール1ストライクからの5球目、外に落ちるスプリットを捉えられ、逆方向へ。先制の適時打を許すと続く佐野恵太の犠飛でさらに1点を失う。立ち上がりを攻められ初回は26球を投げ、3安打2失点と苦しい立ち上がり。
さらに迎えた2回もDeNA打線が襲いかかる。
先頭の筒香嘉智からは空振り三振を奪うも、二死一、二塁から再び三森、度会、牧に3連続適時打を許し、この回4失点。2回6失点で降板後、3回からは横川凱がマウンドに上がった。
2回6失点でマウンドを降りたのはヤンキースから楽天と日本球界に復帰後の最短KOともなった。
この日はバッテリーを組んだ甲斐拓也がインコースに構えた場面でことごとく甘く入った。ストレートが140キロ台、持ち味のスプリット、スライダーのキレもいまいちとなれば、強打のDeNA打線につかまるのも必然といえた。
前回、移籍後初登板となった3日の中日戦(バンテリン)では5回5安打1失点と試合を作り、今季初勝利を飾った右腕。
目指す日米通算200勝までの道は再度、仕切り直しとなった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]