“王者”レアルに連勝で16季ぶりCL4強進出!…アルテタ監督が喜び「またしても大きな一歩」
2025年4月17日(木)8時47分 サッカーキング
アーセナルを率いるアルテタ監督 [写真]=Getty Images
CL準々決勝セカンドレグが現地時間16日に行われ、アーセナルはレアル・マドリードと対戦した。3点リードという大きなアドバンテージを手に敵地『サンティアゴ・ベルナベウ』へ乗り込んだアーセナルは、65分に巧みな連携からブカヨ・サカのゴールで先制に成功。直後にミスから失点したが、90+3分にはカウンターからガブリエウ・マルティネッリが決勝点を挙げ、2−1で勝利した。
昨シーズンの王者を2戦合計5−1で撃破し、16シーズンぶりに準決勝へ駒を進めたアーセナル。アルテタ監督は「今夜ほど選手を誇りに思ったことはない。準決勝に進出したことだけでなく、多くの負傷者を抱える中でのプレーや試合の運び方についてもだ」と前置きしつつ、次のように喜びを語った。
「間違いなく私のサッカー人生で最高の夜の一つだ。この大会において多くの選手にインスピレーションを与えてきたチームとの対戦は本当に特別なものだった。この試合をこのような形で勝ち抜くことができて非常に誇りに思う。準々決勝に向けた準備段階で、このチームはいかなる相手とも互角に戦えると感じていた。そして今、我々は準決勝に進出し勢いに乗っている」
「この大会で歴代最多15度の優勝を誇るチームを倒すという、またしても大きな一歩だ。今日は試合開始から3分後にはこのスタジアムでは何が起こっても不思議ではないと感じたよ。彼ら(レアル・マドリード)は混乱を引き起こしたが、私の選手たちは成熟したプレーを見せてくれた」
6シーズン連続でCL出場権を逃すなど、アーセン・ヴェンゲル体制末期から低迷が続いていたアーセナルだが、2019年冬に就任したアルテタ監督の下で復活。今やクラブ史上初の欧州制覇も見えてきている。43歳のスペイン人指揮官は「これは我々の立て直しを示している。クラブの正しい判断の賜物であり、これからも前進し続けていきたい」と胸を張った。
準決勝で対戦するのはパリ・サンジェルマン(PSG)。ファーストレグは現地時間4月29日、セカンドレグは5月6日に行われる。
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