好走見せたウイリアムズ育成マルタンスがフリー走行最速/FIA F2第3戦

2025年4月18日(金)19時46分 AUTOSPORT web


 4月18日、2025年FIA F2第3戦ジェッダのフリー走行が行われ、ビクトール・マルタンス(ARTグランプリ/ウイリアムズ育成)が最速タイムを記録した。宮田莉朋(ARTグランプリ/TGR-DC)は、21番手でレースウイーク初走行を終えている。



 サウジアラビア西部に位置し、紅海を臨むジェッダ・コーニッシュ・サーキットを舞台に開催された今季3戦目。週末の走りはじめとなる45分間のフリー走行は日本時間18時45分(現地時間12時45分)に、気温27.5度、路面温度57.9度、快晴のドライコンディションのなか、スタートを迎えた。


 市街地コースでありながら今季最速クラスのサーキットのひとつに数えられるジェッダは、ランオフエリアの少ないチャレンジングなコースレイアウトとなっていることもあり、序盤各車は慎重に周回を重ねていく。


 開始8分が経過したタイミングで、ジョシュア・デュルクセン(AIXレーシング)が最初のアタックラップを終えて1分49秒034のトップタイムを記録すると、ドライバーたちは徐々にアタックシミュレーションへと入っていく。


 各車1回目のアタックを終え、ロマン・スタネ(インビクタ・レーシング)が1分47秒689を記録してトップに浮上し、2番手に0.034秒差でクッシュ・マイニ(ダムス・ルーカスオイル/アルピーヌ育成)、3番手に0.046秒差でマルタンスが続いた。


 マイニは翌周にセクター3で全体ベストタイムを更新し、1分46秒437をマークしてトップに浮上する。その後方では第2戦のフィーチャーレース勝者のアレクサンダー・ダン(ロダン・モータースポーツ/マクラーレン育成)が1分46秒788を記録し、3番手につけた。


 一方宮田は、開始11分に1回目のアタックを終えて1分49秒335を記録し8番手につけると、翌周のアタックでは自己ベストを更新して1分48秒157をマークする。トップから1.7秒差の13番手につけ、セッションは中盤を迎えた。


 終盤のアタックシミュレーションに備え、ピットに戻るドライバーが増え始めるなか、開始24分のタイミングでセクター2、セクター3で全体ベストタイムを更新したマルタンスが1分46秒432を記録し、トップにおどりでる。


 そんななか、宮田も1分47秒267をマークして自己ベストタイムを更新し、12番手でセッションは終盤へ。


 多くのドライバーがピットでステイするなか、コース上で走行を続けるレオナルド・フォルナローリ(インビクタ・レーシング)が1分46秒451を記録して4番手につけると、フォルナローリとともに周回を重ねるデュルクセンが1分46秒387を記録。マルタンスのタイムを0.045秒上回り、暫定首位に浮上した。


 残り15分、ピットに戻ったドライバーたちが次々と走行を再開すると、1分46秒248を記録したジャック・クロフォード(ダムス・ルーカスオイル/アストンマーティン育成)が2番手に浮上する。直後にスタネが1分46秒217を記録して再びトップに返り咲いた。


 ガブリエレ・ミニ(プレマ・レーシング/アルピーヌ育成)が残り7分というタイミングで1分46秒193のトップタイムを記録するなか、スタネがさらに自己ベストタイムを更新し、ミニを0.373秒上回る1分45秒820をマークする。


 残り4分、ダンが1分46秒190を記録して2番手に浮上するなか、セクター1で全体ベストタイムを更新したマルタンスが1分45秒671を記録してトップに浮上する。マルタンスはセッション終了まで暫定首位をキープし、トップでフリー走行を終えた。


 2番手にスタネ、3番手に最終アタックで1分45秒990を記録したディーノ・ベガノビッチ(ハイテックTGR/フェラーリ育成)、が続き、宮田はトップから1.2秒差の21番手でフリー走行を終えている。


 2025年FIA F2第3戦ジェッダの公式予選は、F1のフリー走行1回目終了後の日本時間24時00分(現地時間18時00分)より30分間で行われる。

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