初日フリー走行はドゥカティの水野涼が事前テストに続きトップタイム/全日本ロードもてぎ2&4
2025年4月18日(金)23時15分 AUTOSPORT web

モビリティリゾートもてぎで開催されている2025年全日本ロード選手権第1戦もてぎ2&4レース。4月18日に行われたフリー走行は、水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)が総合トップを奪った。
2025年の全日本ロードレース選手権第1戦もてぎ2&4レースの走行が4月18日より始まった。
午前9時から行われた1本目のセッションは、開始直後に90度コーナーで杉山優輝(Honda Suzuka Racing Team)が転倒。ライダーは無事だったものの、タイヤバリアの上にマシンが乗り上げてしまい赤旗が提示される。
その後、セッションは再開され、高橋巧(Honda HRC Test Team)が1分48秒005でトップタイム。2番手に水野涼が1分48秒057、3番手に長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)が1分48秒532と続いた。
1本目は雲が出ていたが、2本目は太陽が出て来たこともあり路面温度も上昇。4月ながら路面温度は43度まで上がった。
ここで水野が1分47秒716を出し、初日総合トップとなった。
「事前テストのときに比べてコンディションが変わったからか、マシンセット的にも状態が良くなく、タイムも伸び悩んでしまいました。1日かけてセットを進めたのですが、良いフィーリングを得られずに終わった初日でした」
「その中でもトップタイムで終えることができたのは、うれしいです。予選では、コースレコードを更新したいところですが、初日の感覚では難しい状況なので、決勝に向けたセットアップを進めたいと思っています」と水野。
2番手には1本目のタイムで高橋がつけ、3番手に1分48秒165の野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)、4番手に1分48秒230の中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、5番手に1分48秒355の浦本修充(AutoRace Ube Racing Team)、6番手に1本目のタイムで長島、7番手に1分48秒881の名越哲平(SDG Team HARC-PRO.Honda)と1分48秒台で続いた。
「2025年型でサーキットを走るのが3回目なので、まだまだマシンのいいところを引き出せていないのが現状です。だいぶ良くはなってきていますが、まだ自分の感覚とのズレもあるので、少しでも詰めて予選、決勝を戦えるようにしていきたいですね」と中須賀。
高橋も「事前テストよりも前進しています。それなりに安定したペースで走ることができると思いますが、まだ足りない部分も多いですね」と、もう少し時間が欲しいと口をそろえていた。
全日本スーパーフォーミュラ選手権と併催で行われる全日本ロード開幕戦。土曜日に予選、日曜日に決勝レースが行われる。