フェラーリ勢が地元で好スタート。LMGT3は前年ウイナーBMWがワン・スリー【第2戦イモラ】
2025年4月18日(金)20時15分 AUTOSPORT web

4月18日、WEC世界耐久選手権第2戦『イモラ6時間レース』のフリープラクティス1(FP1)が行われ、AFコルセの83号車フェラーリ499P(ロバート・クビサ/イェ・イーフェイ/フィル・ハンソン組)が走り始めの一番時計を記録した。
2月末のカタール・ラウンドで開幕した2025年シーズン第2戦の舞台はイタリアのイモラ・サーキットだ。前年はレース途中に雨が降ったことで、フェラーリ優勢の展開が崩れトヨタ7号車が逆転勝利を収めるドラマチックな一戦となった。
今季2025年のイモラ戦も週末にかけて雨まじりの天候が予想されるなか、金曜の走行初日FP1は曇り空の下でスタート。路面コンディションはウエット。気温14.7℃、路面温度16.2℃、湿度は68%となっている。
今大会にエントリーした36台が精力的に周回を重ねたこのFP1では、序盤に8号車トヨタGR010ハイブリッド(トヨタ・ガズー・レーシング)が1分33秒903でトップに立ったが、中盤に50号車フェラーリ499P(フェラーリAFコルセ)が逆転。タイムを1分32秒301まで縮めてみせた。
これを上回ったのがクビサが乗り込んだ83号車フェラーリで、チェッカーラップに1分32秒065をマーク。同門のワークスカーにコンマ2秒差をつけて最初のセッションをトップで終えている。
50号車からわずか0.030秒のギャップで12号車キャデラックVシリーズ.R(キャデラック・ハーツ・チーム・JOTA)が3番手に。姉妹車の38号車キャデラックが51号車フェラーリ499P(フェラーリAFコルセ)をサンドイッチするように5番手に入った。6番手は36号車アルピーヌA424(アルピーヌ・エンデュランス・チーム)、以下8号車トヨタ、6号車ポルシェ963(ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ)と続き、ここまでが1分32秒台のタイムを記録した。
LMGT3クラスは前年にワン・ツー・フィニッシュを達成したチームWRTのうち、ディフェンディングウイナーの31号車BMW M4 GT3がトップタイムをマーク。タイムは1分43秒330だった。
0.093秒の差で78号車レクサスRC F GT3(アコーディスASPチーム)がクラス2番手。僅差で46号車BMWが続き、4番手以下の21号車フェラーリ296 GT3(ビスタAFコルセ)、87号車レクサス、92号車ポルシェ911 GT3 R(マンタイ・ファースト・フォーム)、60号車メルセデスAMG GT3エボ(アイアン・リンクス)まで上位7台が1分43秒に入れている。
FP1と同じく90分間のセッションとなるFP2は、現地16時(日本時間23時)から行われる予定だ。