元C大阪MF坂元達裕が今夏移籍?ベルギー2部降格にオーナー身売り報道

2023年4月18日(火)11時35分 FOOTBALL TRIBE

坂元達裕 写真:Getty Images

 かつてモンテディオ山形やセレッソ大阪に在籍していたMF坂元達裕は現在、KVオーステンデでプレー。しかし今季リーグ戦残り1試合を残してベルギー2部リーグへの降格が決まったこともあり、去就不透明とみられている。


 坂元は昨年1月にセレッソ大阪からオーステンデへレンタル移籍すると、早速レギュラーに定着。2021/22シーズン終了後の買い取りオプション行使によりオーステンデと新たに3年契約を結ぶと、今季もリーグ戦28試合の先発出場で6アシストと好パフォーマンスを発揮。しかしチームは開幕から黒星が先行すると、昨年11月12日の第17節KVCウェステルロー戦以降はわずか1勝。今月15日の第33節OHルーヴェン戦で0-4と敗れ、残留圏内の15位オイペンとの勝ち点差を「4」から縮められなかったことにより2部降格が決まっている。


 そんなオーステンデの経営状況については、ベルギーメディア『VTM』が今年2月に「500万ユーロ(約7億円)の借金を抱えている」と報道。これによると、元所属選手やスタッフに対する給与未払い状態が続いているほか、昨年10月に解任されたイヴ・ファンデルヘーゲ元監督も給与未払い問題をうけて提訴したという。


 一方クラブは「財務上の問題はない。選手やスタッフに対する給料も支払っている」と声明を発表するなど、破産の可能性を否定。2023/24シーズンのリーグライセンス更新の準備を進めていることも明らかにしていたが、2部降格によりクラブの財政状況が厳しくなることはほぼ確実だ。


 さらにベルギー紙『De Standaard』は今月17日にオーステンデのオーナーが身売りに動いている可能性を報道。17日にプレミアリーグ(イングランド1部)ニューカッスル・ユナイテッドの幹部がオーステンデのクラブ施設を訪問したほか、中国資本のウルバーハンプトン・ワンダラーズとも会談を行ったという。


 オーナー交代の可能性も含めて、先行きが不透明となっているオーステンデ。坂元はこの2部降格クラブで主力選手として活躍していただけに、オファー次第ではベルギー1部に“個人残留”の可能性も考えられる。

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