新潟の伊藤涼太郎が2・３月度のJ1月間MVPに選出！　監督賞は神戸の吉田孝行氏が受賞

　Jリーグは18日、2・3月度の「2023明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP」、「2023明治安田生命JリーグKONAMI月間ベストゴール」、「月間優秀監督賞」を発表した。

　J1リーグの月間MVPは、アルビレックス新潟に所属するMF伊藤涼太郎が受賞した。6年ぶりのJ1の舞台を戦うアルビレックス新潟の攻撃を司る『13』は、第5節終了時点で全5試合に出場し2ゴール2アシストを記録して、上位進出に大きく貢献。この活躍ぶりに、Jリーグ選考委員会の槙野智章委員は「J1でコンスタントに試合出場した初めてのシーズンであの活躍。ポテンシャルの高さを感じた。パス、ドリブル、シュートにセンスを感じる。文句なしのMVP」と絶賛している。

　伊藤は受賞に際し、「J1の舞台でこのような賞をいただけるのは本当に誇らしく、嬉しさでいっぱいです。昨年はJ2リーグで戦ってきましたが、常にJ1のトップレベルの相手とやれるという気持ちを持って日々練習してきました。今季は開幕戦から昨年の成果を出すことができ、それが今回の受賞につながったと思っています。これからもゴールに関わることを意識して、2回目、3回目と月間MVPに選出していただけるように、そしてチームの勝利のためにゴール、アシストと結果にこだわっていきたいと思います」と喜びのコメントを残している。

　J2リーグでは、FC町田ゼルビアに所属するFWエリキが月間MVPに輝いた。今季から、クラブ史上初のJ1リーグ昇格を目指す同クラブに加入したエリキは、開幕6試合で3ゴールをマーク。FC町田ゼルビアは第6節を終えた時点で首位に立つなど、快進撃を支えた同選手について、佐藤寿人委員は「エリキ選手が前線にいることは相手に恐怖を与えた。得点もチームトップの3ゴールでMVPにふさわしい」と賛辞を送っている。

　エリキは受賞に際し、「J2では素晴らしい選手達が沢山プレーしている中で、KONAMI月間MVPという私にとって特別な賞を受賞できたこと、大変光栄に思います。この賞を受賞できたことを、チームメイト、監督はじめチームスタッフ、パートナー企業の皆様、ファン・サポーターの皆様に感謝したいと思います」と述べている。

　J3リーグの月間MVPには、いわてグルージャ盛岡に所属するDF宮市剛が選出された。第4節終了時点で全4試合に出場し、ヘディングで3ゴールを記録するなど、攻守に渡って躍動した同選手は受賞に際して、「いつも、いわてグルージャ盛岡を応援していただき誠にありがとうございます。また、ここまで自分を支えてくださった方々に感謝申し上げます。今回このような素晴らしい賞を受賞することができとても光栄です。僕自身プロになってから初めてなのでとても嬉しいです。僕がこの賞を受賞することができたのは、スタッフ、選手、サポーターのみなさんのおかげだと思っています。シーズンはまだまだ続くので再び受賞できるように頑張っていきたいです。今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。ありがとうございました」と語っている。

　また、各リーグのベストゴールも発表。J1はサガン鳥栖に所属するFW樺山諒乃介が、第2節ガンバ大阪戦で見せたゴラッソが受賞した。同選手は「サガン鳥栖の樺山諒乃介です。2月25日のガンバ大阪戦での同点ゴールが、2・3月度のKONAMI月間ベストゴールに選ばれました！　この試合は、地元大阪でJ1初ゴールでしたので、家族や友人が来ている中でゴールを決められて良かったのですが、勝てなかったので、次は勝てるようにたくさんゴールを取って、毎月KONAMI月間ベストゴールを受賞出来るように頑張ります！　応援よろしくお願いします！」と告白。また、J2では清水エスパルスに所属するFWディサロ燦シルヴァーノのV・ファーレン長崎戦でのゴールが、J3からはFC琉球に所属するFWケルヴィンのヴァンラーレ八戸のゴールが選ばれている。

　月間監督賞には、J1からヴィッセル神戸の吉田孝行監督が、J2からFC町田ゼルビアの黒田剛監督が、J3からはいわてグルージャ盛岡の松原良香監督がそれぞれ選出。特にヴィッセル神戸は開幕3連勝スタートを切るなど、第5節終了時点で4勝1敗の首位に立っている。

　2・3月度の各表彰は以下の通り。

■2023明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP

J1：伊藤涼太郎（アルビレックス新潟）
J2：エリキ（FC町田ゼルビア）
J3：宮市剛（いわてグルージャ盛岡）

■2023明治安田生命Jリーグ 月間優秀監督賞

J1：吉田孝行（ヴィッセル神戸）
J2：黒田剛（FC町田ゼルビア）
J3：松原良香（いわてグルージャ盛岡）

■2023明治安田生命Jリーグ KONAMI月間ベストゴール

J1：樺山諒乃介（サガン鳥栖）
第2節ガンバ大阪戦　64分
分の得点

J2：ディサロ燦シルヴァーノ（清水エスパルス）
第3節V・ファーレン長崎戦　90+4分の得点

J3：FWケルヴィン（FC琉球）
開幕節ヴァンラーレ八戸戦　44分の得点