延長後半に2点差を7分で逆転! 劇的決勝弾のマグワイア「信じられない試合」
2025年4月18日(金)12時47分 サッカーキング
決勝点を決めたマグワイア [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝セカンドレグが17日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドはリヨンと対戦。2−2でファーストレグを終えて迎えたホームでの一戦は、10分にマヌエル・ウガルテが先制点を決めると、45+1分にはディオゴ・ダロトが追加点を挙げたが、71分と78分に失点し、89分からは1人数的有利となったものの、2−2で90分が終了した。
延長戦では105分にリヨンに勝ち越しゴールを許すと、110分にはPKからも失点し、2点差に。それでも、114分にブルーノ・フェルナンデスがPKを決めて1点を返すと、120分にはコビー・メイヌーが同点弾をマーク。さらに120+1分にはマグワイアが頭で決勝点を決め、5−4で試合終了。2試合合計7−6で劇的勝利を収めたマンチェスター・ユナイテッドがベスト4入りを果たした。
なお、データサイト『OPTA』によると、延長戦だけで5ゴールが生まれたのは欧州大会の歴史上、この試合が初のことになったという。
勝利の立役者となったマグワイアは試合後、「辞書で狂気という言葉を調べたら、おそらくこの試合をそう表現するだろう。クレイジーな試合で、結果的に勝者となったことは信じられないことだ。それでも、多くのファンに素晴らしい思い出を作ることができた。彼らを幸せにし、良くも悪くもたくさんの話題を提供した」と振り返りながら、次のように続けた。
「2−0で試合を有利に進めていたから、胸が張り裂ける思いだった。後半は少し劣勢に立たされたけど、試合はコントロールできていた。まるでピンボールのように、相手は全く何もないところから2点目を決めると、すぐに勢いに乗られてしまった。最初は少し不安で緊張していたけど、今シーズンは難しいから仕方のないことだ。最後には素晴らしい精神力を見せ、この困難を乗り越えることができた」
また、劇的な展開で準決勝進出を決めたこともあり、熱狂に包まれていた本拠地『オールド・トラッフォード』。マグワイアは「今夜はファンの声援が本当に重要だった。延長戦で2−4とリードされた時は批判される可能性もあったが、彼らは最後まで支えてくれた」と感謝を口にした。
「3点目を決めたことで、皆が再び僕たちの勝利を信じてくれた。信じられない試合だった。ファンの皆が笑顔で家に帰れること、そして友人と会った時に語り合えるたくさんの思い出を持って帰れたことを、本当に嬉しく思う。感動に満ちた試合だった」
そして、決勝点となったゴールについては「もちろん、頭で決めたゴールは足で決めたゴールよりも簡単だった。でも、素晴らしいゴールだったね。ゴールはずっと見えていた。(カゼミーロから)素晴らしいボールが来て、ファーコーナーにうまく流し込むことができた。本当に満足しているよ」と喜びを語った。
【ハイライト動画】マンチェスター・ユナイテッドvsリヨン