“サン・マメス6戦全勝”で13年ぶりの4強入り! ビルバオFWニコ「ファイナルに進出できると信じている」

2025年4月18日(金)12時23分 サッカーキング

準決勝進出に貢献したニコ [写真]=Getty Images

 アスレティック・ビルバオに所属するFWニコ・ウィリアムズが、ヨーロッパリーグ(EL)準決勝進出を喜んだ。17日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 今宵も“ラ・カテドラル”に、勝利の鐘が鳴り響いた。準々決勝でレンジャーズと対戦したアスレティック・ビルバオは、敵地に乗り込んだ1stレグでほぼ90分間数的優位にも関わらず、FWアレックス・ベレンゲルのPK失敗もあってスコアレスドローに持ち込まれる展開に。それでも17日の2ndレグ、本拠地『サン・マメス』に歴代最多入場者数を更新する52114人が集まると、圧倒的な地の利を得たロス・レオネスは序盤から主導権を握り、前半アディショナルタイムにはMFオイアン・サンセトのPK弾で先制に成功。その後も攻撃の手を緩めず、80分にFWニコ・ウィリアムズが勝利を大きく手繰り寄せる追加点をマーク。今シーズンのELにおいて、ホーム6戦全勝。2戦合計スコア2−0で、13シーズンぶりのベスト4に駒を進めた。

 試合後、まずニコは「チームは絶好調だ。(昨年の)国王杯決勝の前と同じようにね。今やヨーロッパリーグの準決勝にまで到達した」とし、「僕らはみんな野心的で、もっと多くのことを成し遂げたいと思っている。チームには爆発するだけのポテンシャルがあり、ファイナルに進出できると信じているよ」と自信を覗かせた。

 またニコは、今シーズンの公式戦10得点目となったゴールを回顧。右SBオスカル・デ・マルコスのピンポイントクロスに頭で合わせたシーンについて、「デ・マルコスが絶好のチャンスをくれたから、外す方が難しかった」としつつ、「もっとゴールを決め、アシストをしないとね。今、コンディションはとても良いんだ」と告白。続けて「夢のような日々を過ごしている。小さい頃からずっとここに来て、今日のような大きな試合に出場することが憧れだった。チームと僕を支えてくれる人々に対して、これ以上ないほど誇りに思っている。もし決勝戦に進めたら、ビルバオの街がどうなるか想像してみてほしい」と充実の日々に思いを巡らした。

 次なる対戦相手は、リヨンとの死闘を制したマンチェスター・ユナイテッドに決定した。過去には2011−12シーズンの同大会で対戦しており、2戦合計スコア5−3で勝利を収めている。とくに、“先代の10番(当時は19番)”が1ゴールを決めた、敵地『オールド・トラッフォード』での一戦は今もなお語り継がれているわけだが、ニコは「(イケル・)ムニアインが得点したのを覚えているよ。アスレティックはそこで歴史を作ることができると証明したわけだけど、まずはサン・マメスで良い試合をしなければならない」と強調。さらに「優勝候補なんていない。ユナイテッドは素晴らしいチームで、今夜も2点差をひっくり返している。リーグでどれだけ低迷していても、侮ってはならない」と語っている。

 悲願の初戴冠まであと2つ。本拠地『サン・マメス』でのファイナル、シーズン終了後の現役引退を表明している主将デ・マルコスの花道、とヨーロッパリーグ初優勝に向けた最終章のシナリオは申し分なし。まずは、マンチェスター・ユナイティッド相手に13年前の再現といきたいところだ。

サッカーキング

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