マキロイの歴史的快挙に丸山茂樹が涙 「最後にハンコを押したのがマスターズというのも…」

2025年4月19日(土)9時0分 ALBA Net

ノジマチャンピオンカップ箱根 シニアプロゴルフトーナメントに出場した丸山茂樹を直撃(写真:大会提供)

ゴルフの4大メジャーのひとつである「マスターズ」。今年はローリー・マキロイ(北アイルランド)の“生涯グランドスラム”達成で幕を閉じた。タイガー・ウッズ(米国)以来となる史上6人目の快挙を、丸山茂樹は目に涙を浮かべながら振り返る。


これまで4大メジャーのなかでは、2011年の「全米オープン」、12年の「全米プロ」、14年の「全米プロ」、「全英オープン」を制していたマキロイだが、マスターズだけは手が届いていなかった。グリーンジャケットに一番近づいたのは2011年だろう。当時21歳のマキロイは3日目を終えて、2位に4打差をつけて首位に立っていた。しかし後半10番でトリプルボギーを喫するなど、最終日はまさかの「80」を叩き、15位に終わる悲劇を経験している。

「本当にスーパースターですし、どのパフォーマンスもすごいものをもっている。だけど、(マスターズは)特別相性のいい人が常に上にいるのがありがち。マキロイのパフォーマンスは、オーガスタに最高に向いている選手なので、あの負け方(11年大会)も少し驚いていた」と、過去マスターズに9度出場している丸山は語る。

今年優勝するまで、過去16度の出場で22年の単独2位を含むトップ10は7回と相性は悪くない。しかし、オーガスタの女神はなかなかマキロイに微笑まなかった。「毎年僕は(優勝)候補に挙げてはいたんだけど、全くかすらないのはなんでなんだろうと、(これまで)あんなに苦しい負け方をしていて、マスターズで勝てるのかなと、本当に思ってしまっていた」と、丸山はマキロイに対して特別な思いを持っていた。

そして17度目のマスターズで悲願のグリーンジャケット。「歴史的な1ページでしたし、すべてのものに1位になっていて、マスターズだけ獲っていなかった。お寺参りの“御朱印”じゃないけど、最後にハンコを押したんだなと。それがオーガスタというのもまたドラマチック」。そう話す丸山の目には涙が浮かぶ。「うん…、一生忘れないだろうね」と感極まった。(文・高木彩音)


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