『信長の野望賞』で200万円獲得の鈴木亨 使い道はまな娘も溺愛する「ワンちゃんのエサ代」
2025年4月19日(土)8時0分 ALBA Net
『信長の野望賞』を受賞した鈴木亨(右)(撮影:ALBA)
<ノジマチャンピオンカップ箱根 シニアプロゴルフトーナメント 最終日◇18日◇箱根カントリー倶楽部(神奈川県)◇7060ヤード・パー71>
首位と3打差の9位タイから出た鈴木亨は「74」とスコアを落とし、トータル2オーバー・25位タイに終わった。だが、「ラッキーでした」と特別賞200万円の獲得に声を弾ませた。
今大会では、4つあるパー3の2日間合計スコアが最少だった選手に「信長の野望賞」(提供:コーエーテクモホールディングス)として200万円が贈られる。2日間で3バーディ・ノーボギーを記録した鈴木が、この賞の栄冠に輝いた。
同賞は2018年に創設され、今大会で7度目となる。『信長の野望』はコーエーテクモゲームスが誇る人気シミュレーションゲーム。大会開催地の箱根カントリー倶楽部がある相模国は、戦国時代に関東8カ国を治めた北条氏康の領地だったことにちなみ、8ホール(パー3)を“制覇”した者に贈られている。
箱根CCのパー3は風が巻き、難度が高いことで有名。「ティショットが良かったので、ボギーを打たなかった。賞金より高い特別賞をもらうのは久しぶりですよ」と白い歯を見せた。賞金の使い道については「今年ワンちゃんを飼ったので、そのエサ代にします」という。
今年、鈴木家にやってきたのはトイプードルの“べる”ちゃん。「娘のインスタにも出ていますけど、めっちゃかわいい。早く家に帰りたくなります」と目尻を下げる。まな娘で歌手の鈴木愛理もSNSで“べる”の様子を発信しており、親子そろってメロメロの様子だ。
「信長の野望賞」にちなみ、今季の“野望”を聞いてみた。「今年で59歳になる。来年は60歳でグランドシニア。その前に、いい1年にしたいと思っています」。
レギュラーツアー通算8勝の実力者は、シニア入りした2016年から通算6勝を挙げて、シード権を維持している。「若い選手がいっぱい入ってきているから、やっぱり年を取ったなと実感はしています。でも、僕がシニアに入った頃は(当時60歳の)室田(淳)さんとか強い人に刺激を受けてやったきた。(自分も)そういう立場になりたい」。2022年以来のシニア7勝目を、虎視眈々と狙っている。
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