ピットへのエントリー方法をめぐり、レーシングブルズのローソンに叱責処分/F1サウジアラビアGP
2025年4月19日(土)2時22分 AUTOSPORT web

2025年F1第5戦サウジアラビアGPにおいて、ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チームのリアム・ローソンに叱責処分が下された。
サウジアラビアGPのフリー走行1回目、ローソンはピットに入る際に、ピット入り口とトラックの間にある路面のペイントされたエリアを通った。この件についてサウジアラビアGPのスチュワードは警告を発したが、その後ローソンは再び同じエリアを通ってしまった。
セッション後、スチュワードはローソンやチームの代表者からヒアリングを行い、データや車載カメラの映像などを見直した。その結果、ローソンがピット入り口とトラックの間にある路面のペイントされたエリアを通過したことが明らかになった。
グランプリのイベントノートには、タイヤのいかなる部分もラインを越えてはならないと記されており、この禁止事項が2度破られたことは明確だ。ローソンのドライビングは国際競技規則の第12条2項1のiに違反しており、またレースディレクターのイベントノートにも従っていないとして、ローソンは叱責処分を受けた。ローソンが今シーズンにこの処分を受けるのは今回が初めてだ。
ローソンはFP1で19周を走り、1分29秒907というベストタイムを記録して11番手でセッションを終えている。