ド軍トップの6HRと絶好調も…前回大会で“戦犯扱い”のド軍エドマンのWBC参戦に韓国紙がシビア見解「まだわからない」
2025年4月19日(土)5時40分 ココカラネクスト

2年前に韓国代表としてWBCに出場したエドマン。(C)Getty Images
4月14日、ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジが開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に米国代表として参戦する意向を明言。「一つの大きな使命の下で戦えるのは特別な経験になる」という本人の力強い宣言は、“野球大国”としての覇権奪回を狙う同国球界を大いに盛り上げるものとなった。
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ジャッジの表明を受け、各国代表でもスター選手たちが相次いで参戦の意向を示した。プエルトリコ代表では名遊撃手のフランシスコ・リンドーアが自らのSNSで公表。さらにドミニカ共和国代表は、パドレスの若き主砲フェルナンド・タティスJr.が「いい話し合いができている」と代表入りを内定させている。
噂が囁かれている段階の選手を加えても、かつてないほどに多くのタレントの参戦が見込まれる来春のWBC。そうした中で、侍ジャパンの“宿敵”となる韓国代表の編成をめぐっては、日本でもお馴染みの“マルチロール”が議論の的となっている。ドジャースのトミー・エドマンだ。
まさにいぶし銀と言える働きはスター軍団にあっても異彩を放つ。本職の二塁だけでなく、内外野の複数ポジションをこなすエドマンは、23年大会に母親の祖国である韓国代表として出場。ただ、1次ラウンド3試合に出場して、打率.182(11打数2安打)と目に見える結果を残せず。日本戦では痛恨のエラーを犯すなど、国内メディアで戦犯扱いを受け、不完全燃焼に終わっていた。
今季ここまでのレギュラーシーズンで、打率こそ.263ながら、大谷と並ぶチームトップの6本塁打を記録。出塁率.305、OPS.858とパンチ力を遺憾なく発揮し、ドジャースでも不動の地位を確立しつつある。その実績を考えれば、韓国代表にとってもたらさせるプラス材料は少なくないように思える。
しかし、前回大会での打撃不振の印象が強いせいか、国内での反応はシビアだ。日刊紙『朝鮮日報』は「2年前と今のエドマンでは立ち位置が変わったのは事実だ。ドジャース移籍以後ではワールドシリーズ優勝に寄与したスター級選手にさらに大きく成長した」と前置きした上で「まだ、エドマンの選択がどのような方向性になるかはわからない。時期尚早だ」と断じた。
果たして、エドマンに2年前の悔しさを晴らす機会は舞い込むのか。1次ラウンドで激突する日本代表にとっても重要なポイントとなるだけに、韓国代表の動静を含めて注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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