ドログバ氏、古巣チェルシーの上層部を批判「もはや同じクラブではない」

2023年4月19日(水)11時8分 サッカーキング

古巣チェルシーについて言及したドログバ氏(写真は2015年5月のもの) [写真]=Getty Images

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 かつてチェルシーなどで活躍した元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ氏が、不振に陥っている古巣について言及した。18日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 チェルシーは18日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグでレアル・マドリードに0−2で敗れ、2試合合計0−4で敗退。この結果、プレミアリーグでも現在11位で暫定4位のニューカッスルとは勝ち点「17」差となっていることから、来季のCL出場は絶望的な状況となった。

 2003年からロシア人オーナーのロマン・アブラモヴィッチ氏によって所有されてきたチェルシーだが、ロシア・ウクライナ情勢の影響から昨年3月に売却を表明。その後、トッド・ベーリー氏が共同オーナーを務める新体制となると、その後2回の移籍市場で6億ポンド(約1000億円)もの大型補強を敢行したが、成績は低迷し、指揮官も2度交代となるなど、チームは芳しくない状況となっている。

 このような不振に陥っていることに、チェルシーのレジェンドの一人としても知られているドログバ氏は、新体制となった上層部を批判しながら、自身の知っている古巣ではなくなってしまったことを嘆いた。

「私はアブラモヴィッチ時代に特定の階級にあったクラブを知っている。しかし、今日、私はそれが欠けていることに気づいた。私にとって彼らが特定の人物たちをどのように排除したかを理解するのは非常に困難だ。彼らは彼らが持っていた原則と価値観に戻るべきだ」

「私は自分のクラブと認識していない。もはや同じクラブではなく、そこには新しいオーナーとともに新しい考え方がある。もちろん、多くの選手がやってきたアブラモヴィッチ時代と比較することはあるが、決断は非常に賢明だった」

「ペトル・チェフやアンドリー・シェフチェンコ、エルナン・クレスポ、マイケル・エッシェン、ディディエ・ドログバ、フローラン・マルダのような選手たちがやってきた。それらはタイトルを獲得するために行われた。彼らは確かな経験を持っている選手たちだった」

「でも、今の戦略は違う。彼らは若い選手に賭けている。しかし、30人以上の選手が控え室にいる状況は監督にとっては難しい。彼らにはカリスマ的なリーダーがいない。試合で挑戦し、責任を負えるような選手が必要だ。スタジアムにちょっとした狂気をもたらす選手がいなければならない」

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