全日本F3選手権第1ラウンド鈴鹿:開幕ポールポジションは宮田莉朋が獲得! フェネストラズが続く

　全日本F3選手権は4月20日、11時40分から鈴鹿サーキットで開幕ラウンドとなる第1戦／第2戦の公式予選が行われ、宮田莉朋（カローラ中京 Kuo TOM’S F317）が両レースともポールポジションを獲得した。

　若手の登竜門、ジェントルマンドライバーの腕試しの場として、今季も14台がそろった全日本F3選手権。開幕ラウンドとなる鈴鹿は、4月18〜19日の2日間、3セッションに渡って専有走行が行われた。

　宮田莉朋（カローラ中京 Kuo TOM’S F317）は18日の専有走行1、19日の専有走行2で首位だったものの、専有走行3ではデグナーでコースオフを喫した。19日の専有走行3ではサッシャ・フェネストラズ（B-Max Racing with motopark F3）がトップタイムをマークしている。

　迎えた4月20日の公式予選は、春らしい陽気の青空のもと迎えた。前年同様ベストタイムが第1戦のグリッドに、セカンドベストタイムが第2戦のグリッドとなる。また、この日はスーパーフォーミュラの走行が終わったばかりで、ラバーグリップの変化も注目された。

　コースオープンとともに多くのマシンがコースインし、密集しながらウォームアップを行い、まずは間隔をとりアタックを行うが、一度目のアタックでは宮田がまずは1分52秒057をマーク。これにフェネストラズが1分52秒111で続き、小高が3番手に。大湯、アーメドと続き各車はピットに戻った。

　残り10分を切ったところから各車はふたたびコースイン。ウォームアップを経てアタックが展開していくが、果敢なアタックをみせた宮田は、一気に1分51秒305までタイムを縮めてみせる。一方フェネストラズも1分51秒874をマークしたが、宮田が0.569秒差をつけて第1戦のポールを獲得。宮田は翌周にも1分51秒692を記録し、第2戦もポールを得た。

　2番手は両戦ともフェネストラズとなり、全日本F3デビューラウンドをフロントロウからスタートすることに。第1戦は3番手に大湯都史樹（TODA FIGHTEX）が、第2戦は小高一斗（カローラ中京 Kuo TOM’S F317）が獲得。前日まで速さをみせていたシャルル・ミレッシ（YTB by Carlin）とエナム・アーメド（B-Max Racing with motopark F3）は5〜6番手を分け合った。

　2019年から全日本F3選手権に参戦する40歳以上のジェントルマンドライバーと、女性ドライバーを対象に新設された『マスタークラス』は、山口大陸（タイロクレーシング28号）が両戦とも首位となった。

全日本F3選手権第1戦鈴鹿 予選結果　※編集部集計

全日本F3選手権第2戦鈴鹿 予選結果　※編集部集計