「まさかふたりの上に行けるとは」と山下健太。決勝は「飛ばしてでもフルブロック」【第4戦予選会見】

2025年4月20日(日)11時21分 AUTOSPORT web


 4月20日(日)、栃木県のモビリティリゾートもてぎにて、2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦の公式予選が行われた。9時10分よりスタートした予選では、山下健太(KONDO RACING)がポールポジションを獲得。2番手は太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、3番手は牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)となり、この3名が予選後の囲み会見に出席して予選の振り返りと決勝の展望を語った。


■山下健太(KONDO RACING)
ポールポジション
タイム:1分31秒399



「予選のパフォーマンス自体は昨日から悪くなかったので、ベースはそのままに、タイヤの内圧や温め方をかなり意識して走りました」


「セットアップもQ1からQ2に向けて変えた部分がかなりいい方向に行って、今日のコンディションにクルマがあったのだろうなと感じています」


「昨日よりは、自分としてもおそらく101パーセントぐらいのアタックができたと思いますし、昨年の予選以上の走りができたと思っています。さらにクルマがついてきてくれたので、本当にチームに感謝しています」


──第3戦よりも涼しいコンディションが合っていた?


「今回僕らは、涼しくなってダウンフォースがすこし出てくれた方が有利かなとは思っていましたが、逆に涼しくなるとホンダ勢も速くなりますので、まさかこのダンデ(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)のふたりの上に行けるとは思っていなかったですね」


──決勝へ向けては


「ダンデのふたりは決勝も速いと思うので、自分はそこに対抗できるほどの力を持ってないような気がしています。昨日の現状だと戦えないと思っていますので、ふたりを飛ばしてでもフルブロックして、勝ちにこだわりたいなと思います」



山下健太(KONDO RACING)/2025スーパーフォーミュラ第3戦&第4戦もてぎ

■太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
2番手
タイム:1分31秒903


「第3戦からはコンディションが変化して、気温と路面温度が下がったので、昨日よりもタイムがしっかり出るかなと思って臨みました。ですが、思いのほかQ1のタイムが昨日と同じぐらいしか出ず、意外な展開でしたね」


「Q2に対しても、もっとタイム上がると予想していたのですが、大きく上がったのは山下選手くらいで、僕たちはコンマ1秒ほどしか上がりしろがなく、トラックエボリューションもほとんど感じないQ2だったと思います」


「現状だと(山下選手のタイムも)まったく見えないです。『この部分を変更したら追いつけるのではないか』というような策はまったくありませんね」


──第3戦に続く予選2番手になりました。


「開幕から続けて3番手、3番手、2番手、2番手なので、予選のポイントもしっかり取れていますし、フロントロウという位置は勝利に向けてはまったく問題のない順位だと思っています」


「ポールポジションが獲れなかったのは少し悔しいですが、基本的には良い結果かなと思います」


──午後の決勝レースへ向けては


「ロングランのペースは悪くないと思っているので、スタートで前に出られたら最高ですし、勝つチャンスは充分にあると思っています。第3戦のデータを元にしっかり準備して、決勝に臨みたいと思います」



太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/2025スーパーフォーミュラ第3戦&第4戦もてぎ

■牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
3番手
タイム:1分31秒963


「(第3戦とは)コンディションが違うなかで、ウォームアップが2周になって、さらにエアロの出方も違うなかで、とくにQ1からQ2の上げ幅がなかったので『これはまずいな』と思っていました」


「自分たち以外にも周りがあまりタイムを上げられていないなか、山下選手だけが抜けていたなと思います。もう1回走ったとしても、1分31秒399はいかないと思うので」


──何が山下選手との差を生んだと分析している?


「もてぎの予選は、1〜2コーナーへ『もうすこし(タイヤのグリップが)きて欲しい』くらいのグリップ感で入っていくのですが、今日に関してはフロントが思った以上にグリップが出ていたので、そこがすこし予想外でした」


「山下選手はウォームアップが2周になった部分や内圧の合わせこみも含めて、うまく調整していたのかなと思います」


──決勝へ向けてはどのような見通し?


「気温、路面温度ともにかなり低い状態で走ることになると思うので、昨日よりデグラデーション(タイヤの性能劣化)が少なくなると思っています」


「ただ、昨日よりも周回数は多くなりますし、いずれにせよタイヤは落ちるのではないかと感じています。今日のフォーマットだと1周目からピットに入ることもできますが、その作戦は正直かなりのリスクがあると思います」


「そういった状況のなかでも良いレースができたらと思いますし、3番手からだとレコードライン上でスタートできるので、自分から良い展開に持っていけたらと思います」



牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/2025スーパーフォーミュラ第3戦&第4戦もてぎ


予選会見に出席した(左から)太田格之進、山下健太、牧野任祐/2025スーパーフォーミュラ第3戦&第4戦もてぎ


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