FC東京、3戦連続スコアレスドロー…長谷川元監督率いる名古屋と痛み分け

2022年4月20日(水)20時53分 サッカーキング

FC東京と名古屋が対戦した [写真]=宮地輝

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 明治安田生命J1リーグ第2節延期分が20日に行われ、FC東京と名古屋グランパスが対戦した。

 当初は2月26日に予定されていた試合だが、当時のFC東京で新型コロナウイルス陽性者が複数出たために延期となっていた。アルベル監督率いるFC東京はここまで4勝を挙げているが、直近2試合連続でスコアレスドローに終わっており、3試合ぶりのゴールと白星を渇望する一戦。一方、昨シーズンまでFC東京を指揮していた長谷川健太監督率いる名古屋は波に乗り切れず、ここまで2勝3分3敗。こちらも3試合ぶりの勝利を目指して敵地に乗り込んだ。

 17日の鹿島戦と同様に3バックで構える名古屋に対し、ホームのFC東京がボールを握る展開に。7分には古巣対戦の永井謙佑がペナルティエリアの外からコントロールショットを放つが、枠を捉えていたシュートは相手GKランゲラックに防がれる。

 名古屋は12分に前半最大の決定機を迎える。左サイドに流れた仙頭啓矢が鋭いクロスを送り、ボックス中央で柿谷曜一朗が反応。しかし、うまく合わせることができず、ゴールには至らない。前半はお互いにシュート5本と枠内シュート3本を放ったが、得点は生まれずにスコアレスで折り返す。

 名古屋は49分、マテウス・カストロの浮き球スルーパスに抜け出した柿谷が相手GKヤクブ・スウォビィクとの一対一を迎える。ペナルティエリア内でかわそうとしたが、抜く直前でスウォビィクの伸ばした手に阻まれ、シュートに持ち込むことはできない。

 53分、今度はFC東京に絶好機が訪れる、永井がペナルティエリア手前で右足を振り抜くと、シュートは右ポストに当たってペナルティエリア左に流れる。こぼれ球に反応したディエゴ・オリヴェイラは無人のゴールに流し込むだけだったが、シュートは抑えが効かずにクロスバーを叩いてしまった。

 両チームとも選手交代で流れを引き寄せることを試みたが、最後までこう着状態は動かない。名古屋は後半アディショナルタイム2分、コーナーキックの流れから金崎夢生がゴール付近で左足を振り抜いたものの、シュートは相手GKスウォビィクに阻まれる。

 試合は0−0のまま終了し、FC東京は3試合連続スコアレスドロー、名古屋は2試合連続スコアレスドローとなった。次節はJリーグYBCルヴァンカップを挟んで行われ、FC東京は29日にホームでガンバ大阪、名古屋は28日にアウェイでジュビロ磐田と対戦する。

【スコア】
FC東京 0−0 名古屋グランパス

【スターティングメンバー】
FC東京(4−3−3)
ヤクブ・スウォビィク;長友佑都、木本恭生、森重真人、小川諒也(78分 中村帆高);青木拓矢(78分 三田啓貴)、安部柊斗、松木玖生;永井謙佑(58分 紺野和也)、ディエゴ・オリヴェイラ(70分 渡邊凌磨)、アダイウトン(78分 山下敬大)

名古屋(3−5−2)
ランゲラック;中谷進之介、藤井陽也、丸山祐市;吉田豊、仙頭啓矢(88分 阿部浩之)、レオ・シルバ(57分 長澤和輝)、稲垣祥、相馬勇紀(57分 森下龍矢);柿谷曜一朗(73分 金崎夢生)、マテウス・カストロ(88分 齋藤学)

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