中谷潤人、西田凌佑との王座統一戦に勝てばリング誌認定王者ベルト獲得「すごくモチベーションになる」…米国合宿へ出発

2025年4月20日(日)16時36分 スポーツ報知

米国合宿へと出発した中谷潤人(カメラ・勝田 成紀)

◆プロボクシング ▽WBC&IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)王座統一戦12回戦 WBC王者・中谷潤人—IBF王者・西田凌佑(6月8日、東京・有明コロシアム)

 WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)が20日、羽田空港から強化合宿を行う米国ロサンゼルスへ出発した。18日にIBF王者西田凌佑(六島)との王座統一戦(6月8日、有明コロシアム)が発表されたばかり。「もちろん気持ちも入っていますし、たくさんスパーリングするので、より繊細な調整をしていきたい」と新たな決意を口にした。

 西田戦は、WBC、IBFのベルトだけでなく、米国で最も権威のある専門誌「ザ・リング」認定のチャンピオンベルトもかかった一戦になる。同ベルトは、リング誌の階級別ランキングで原則として1位と2位が対戦した場合に与えられる。バンタム級王者は23年1月に井上尚弥(大橋)が返上して以来空位となっており、1位に中谷、2位に西田がランクされている。リング誌はこの日、SNSで統一戦の勝者にベルトを授与することを発表した。

 かねてからリング誌ベルトを巻くことも目標の一つとして掲げていた中谷は「すごくモチベーションになります。そのベルトは後からついてくるものなので、それも一つの励みとして、全力で合宿を積んでいきたい」。現在のリング誌認定王者はスーパーバンタム級の井上のみ。来春にも計画される井上との東京ドーム決戦へ、リング誌ベルト獲得も大きなモチベーションとなる。

 合宿は約1か月間の予定。15歳の頃から単身武者修行をしてきたロスでルディ・エルナンデス・トレーナーの指導を受け、週4回のペースでスパーリングを重ねる。「(西田は)丁寧に戦う選手なので、自分から崩れないところが大事になってくる。今まで積み上げてきたことをしっかりやっていくことと、プラスアルファ、より強くなるために、自分と対話して微調整しながらやっていきたい」と話した。

 西田との統一戦が発表され「周りの人からも『統一戦だね』という言葉をもらった。より期待感を感じているので、励みになる」という。この日も空港内で子供が「中谷選手だ」と気づく場面もあり、「声かけてもらうことも増えたんで、ありがたいですね。小さい子たちにも何か感じてもらえたら。ボクサーらしく、戦いで夢を与えられるように頑張りたい」と笑顔を見せた。

 戦績は中谷が30戦30勝(23KO)、西田が10戦10勝(2KO)。

 試合はPRIME VIDEOで独占ライブ配信される。

スポーツ報知

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