ドジャース・大谷が産休「父親リスト」入り!真美子夫人が出産間近で今季初の欠場
2025年4月20日(日)1時30分 スポーツニッポン
◇インターリーグ ドジャース3−0レンジャーズ(2025年4月18日 アーリントン)
ドジャースは18日(日本時間19日)、大谷翔平投手(30)を産休制度「父親リスト」に入れたと発表した。昨年末に真美子夫人(28)が妊娠したことを公表していた。同日にテキサス州アーリントンで行われたレンジャーズ戦には同行せず今季初の欠場となり、出産に立ち会うため本拠地ロサンゼルスに残った。同リストでは最長3日間出場登録から外れ、他選手の登録が可能に。まもなく、大谷がパパになる。
「ビッグニュース!ビッグニュース!」
そう言いながら試合前の会見に現れたデーブ・ロバーツ監督の笑顔を見て、そこにいた全ての人間が状況を理解した。午後4時、ドジャースのクラブハウスがオープンしても、大谷の姿がなかった。ロッカーには私物が一切なく、不在なのは明らかで騒然となった。ただ、すぐに誰もが想像した通りの事情が指揮官より明かされた。
「翔平は産休を取っている。彼と真美子は(出産を)予期している。私が知っているのはそれだけ。いつ戻ってくるかは分からない。いつ生まれるのかも分からないが、彼らは今、(出産を)予期して一緒にいる」
大谷は昨年12月28日、インスタグラムで真美子夫人が第1子を妊娠したことを公表。愛犬デコピンと子供用のピンク色の服と小さな靴、エコー画像とみられる写真を添えて投稿していた。16日のロッキーズ戦後、予定日が近いために大谷はテキサスへの遠征に同行せず、夫人とロサンゼルスに残ったという。
大リーグでは11年に選手が出産に立ち会うための産休制度「父親リスト」が導入された。最長3日間出場登録から外し、他の選手を補充することが可能となった。ド軍は20日(日本時間21日)までは同地でレンジャーズ3連戦を戦い、21日(同22日)は試合がなく、22日(同23日)からはシカゴでカブスとの2連戦が控えている。大谷がいつチームに戻るかは未定だ。
記念すべき瞬間の前祝いのように、レンジャーズ戦は3—0で快勝し4連勝を飾った。大谷に代わり傘下3Aからロサリオが昇格し、8番・DHで出場して2打数無安打だった。7回無失点の快投で勝利の立役者になった山本も「いつも大谷さんがチームを引っ張ってくれている。みんなで少しずつ大谷さんの代わり、穴埋めというか。みんなでカバーして戦えたので、凄く良い試合だったと思う」と表情を崩した。真美子夫人と第1子の無事と健康を祈りつつ、大谷が出産後に笑顔でクラブハウスに戻ってくるのを、チームの誰もが心待ちにしている。