鈴鹿10時間:インターコンチネンタルGTチャレンジのマニュファクチャラーエントリー発表

　8月23〜25日に鈴鹿サーキットで行われる『第48回サマーエンデュランス　BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース』に向け、インターコンチネンタルGTチャレンジ（IGTC）を運営するSROモータースポーツ・グループは4月20日、2019年のシリーズマニュファクチャラータイトルを争うエントリーを発表した。

　2018年からGT3カーの世界一決定戦として生まれ変わった鈴鹿10時間は、五大陸の象徴的レースで争われるインターコンチネンタルGTチャレンジの一戦にも数えられており、チャンピオンを目指すマニュファクチャラーが指定したエントリーでポイントが争われることになる。

　このタイトルを争うためには、自社がワークス格と定めるチームを送り込むか、各国の有力チームをIGTCエントリーにすることで、ポイントを加算することができる。

　4月20日に発表されたエントリーリストを見ると、今季IGTCのマニュファクチャラータイトルを争う8メーカーが22台をエントリーすることになった。ちなみに、昨年はIGTCエントリーのマシンにはステッカーが貼られており、判別することが可能だった。

　2018年のレースでワン・ツーを飾ったメルセデスAMGは4台をエントリーした。昨年勝者のグループM・レーシングをはじめ、ストラッカ、クラフトバンブーを登録。さらにスーパーGTのGOODSMILE RACING & Team UKYOが今季も『メルセデスAMG・チーム・グッドスマイル』としてIGTCエントリーした。

　アウディ勢はWRT、アブソリュートに加え、こちらもスーパーGTチームのアウディ・チーム・ヒトツヤマがIGTC枠に。またフェラーリはブランパンGTアジアに参戦するARNがapr・ウィズ・ARNレーシングとして、ル・マン24時間出場を決めたカーガイ、そしてIGTCカリフォルニアを制したハブオート・コルサがIGTC登録された。

　昨年も新型コンチネンタルGT3を持ち込んだベントレーは、。今季もMスポーツが鈴鹿に登場することに。ポルシェはチーム・ポルシェ、そしてEBM（アール・バンバー・モータースポーツ）の4台がエントリーした。BMWはワーケンホルスト、そして昨年マカオでのFIA GTワールドカップを制したシュニッツァーが参加する。

　日本車勢では、ニッサンGT-RニスモGT3のオフィシャルパートナーチームとしてIGTCに参戦するKCMGが2台を投入。また、ホンダはカリフォルニアから参戦を開始し、ポールポジションを獲得したホンダ・チーム・モチュールがエントリーした。

　この発表にあわせて、ストラッカ・レーシング、AMACモータースポーツ、サンエナジー1、そしてガレージ59という海外チームがIGTC枠ではないながらエントリーした。これら25台に加えて、スーパーGT GT300クラスのチーム、そしてピレリスーパー耐久シリーズのチームや、スポット参戦のチームが参戦することになるため、昨年を上回る台数になるのは確実かもしれない。話題が多い2回目のレースとなりそうだ。

2019 BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース
インターコンチネンタルGTチャレンジ
マニュファクチャラーエントリーチーム確定分（4/21）

2019 BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース
インターコンチネンタルGTチャレンジ
IGTCエントリー外海外チーム確定分（4/21）