「リターンはよくない」止まらない山本由伸への辛辣評価 ”投手最高契約”が副作用に

2024年4月21日(日)14時27分 ココカラネクスト

山本は5試合に先発し、投球回は22、防御璃々は4.50と思うような結果は残せていない(C)Getty Images

 ドジャースの山本由伸が現地時間4月19日(日本時間20日)、本拠地で行われたメッツ戦で今季5度目の先発マウンドに登った。自身メジャー最長となる6回を投げ、9つの三振を奪うも、7安打を許し4失点(自責点3)。勝敗はつかなかった。試合は終盤で失点を重ね4-9で敗れている。

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 この日の登板では球数が99を数え、イニング数もこれまでとは増えているものの、2勝目を掴むことができなかった。初回こそ2つの三振を奪うなど無失点で切り抜けるも、2回にはD.J.スチュワートにソロ本塁打を浴び、さらに失策が絡んでこの回2失点。3回にも2点を奪われ、4回では連打からランナー2・3塁とピンチを招いている。

 6イニングで自責点3と、クオリティスタート達成とはなったものの、安定感に欠く内容だったことは明らか。序盤で3失点を喫した前回登板のパドレス戦に続き、やはり早い回で得点を許すなど、課題の残る結果となった。

 今季5度目のマウンドとなった日本人右腕のピッチングには、手厳しい声が上がっている。米スポーツサイト『BroBible』では、試合後、現在まで満足な結果が得られていない山本について、同メディアによる見解やファンの反応などを紹介するトピックを配信している。

 その中では、「金曜日のメッツ戦でも状況は良くならなかった」としながら、山本が今季、大谷翔平と並ぶ新戦力の目玉選手だったと評し、「二刀流のオオタニを除けば、ドジャースはヤマモトを史上最高年俸の先発投手にした。12年総額3億2500万ドルの契約を結んだのだ」と振り返っている。

 続けて、「誰が彼らを責めることができようか? 25歳のヤマモトは、世界第2位の野球リーグであるNPBで、すでに3年連続で投手三冠王(勝利、防御率、奪三振)を獲得していた。90マイル台中盤の速球と電光石火の変化球を武器に、投球術も光っていた」と日本での実績を列挙。

 さらに、「ドジャースだけが彼に大金をオファーしたわけではない。メッツ、ヤンキース、レッドソックスといった他のビッグマーケットもヤマモトに興味を示していた」と指摘しながら、「まだ時期尚早だが、リターンはよくない。金曜夜のドジャー・スタジアムでのメッツ戦で今季5度目の先発登板となったが、16イニングを投げて防御率4.50」と現状に苦言を並べている。

 また、SNS上においての、「ヤマモトはひどい」「最低だ」などとの米国内ファンからのコメントも掲載。同メディアも、「ドジャースファンはうんざりしている。彼らは少し早合点しているのだろう。しかし、ヤマモトに費やされた資金を考えれば、このような高給取りの選手に多くを期待するのは当然だと思う」と綴っている。

 もちろん、向けられる批判の声は、山本への期待の大きさを示していることも間違いない。ファン、メディアを納得させるためには、やはり、目に見える結果が求められる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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