「凄いのは大谷だけじゃない」異例の日本人3投手の10傑入り…千賀、山本、今永の“MLB防御率争い”に愕然の声
2025年4月21日(月)7時0分 ココカラネクスト

山本、千賀、今永のハイレベルなパフォーマンスに反響が相次いでいる。(C)Getty Images
米球界で異例の事態が起きている。現地時間4月19日の試合が終了した時点で、ナショナル・リーグの防御率ランキングにおいて、1位の千賀滉大(メッツ)を筆頭に日本人3投手が上位トップ10に食い込んでいるのだ。
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19日に本拠地で行われたカージナルス戦に先発した千賀は、5回2/3(89球)を投げ、被安打3、無失点の快投。今季3勝目を挙げるとともに、防御率0.79を記録。リーグの同ランキングで首位に躍り出た。
メッツのカルロス・メンドーサ監督が「相手が誰であろうが関係ない。彼は“ベスト・オブ・ベスト”に匹敵する選手だ」と表現する千賀の快投は当然ながら驚きではある。ただ、それ以上に目を見張るのは、後続にも日本人投手が名を連ねている点だ。2位には0.93で山本由伸(ドジャース)が、そして8位にも今永昇太が2.22で食い込んでいるのだ。
まさに日本人旋風と言えよう。そして3投手ともにWHIPが0点台である点は興味深い。同指標は1イニングあたりに投手が何人の出塁を許したかを表すものなのだが、千賀は0.97、今永は0.99、そして山本は0.86といずれもハイアベレージを記録。相手打線を牛耳る投球が出来ていることを示している。
過去MLBにおいて日本人投手のサイ・ヤング賞受賞者はいない。しかし、サンプルは少ないとはいえ、今季ここまでの成績を見る限りでは、その栄光の瞬間を期待したくもなる。実際、ファンの間では「防御率TOP10に日本人選手3人ってもう感動です」「日本人がサイ・ヤング賞を争う展開もあるぞ」「武者震いする状況だ」「凄いのは大谷だけじゃない」といった意見がXで相次いでいる。
球界を騒然とさせる日本人投手たちによるタイトル争い。シーズンが進んでいく中で、激しさを増すであろう戦いに興味は尽きない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]