セルティック旗手怜央負傷離脱に英紙「彼の代役不在」岩田智輝酷評も

　日本代表MF旗手怜央は、セルティックの中盤に欠かせない戦力として活躍。先月下旬から負傷離脱する中、現地では旗手の離脱により出場機会を得た日本代表MF岩田智輝に厳しい評価が与えられている。

　岩田は昨年、横浜F・マリノスの主力選手としてJ1優勝に貢献すると、昨年12月30日にセルティックへ移籍。2022/23シーズンのスコットランド1部リーグ戦で8試合の出場だが、今月2日のロス・カウンティ戦では負傷離脱中の旗手にかわって移籍後初先発。8日に行われたレンジャーズとのダービーマッチでも途中出場すると、16日のキルマーノック戦ではフル出場を果たしている。

　英紙『スコッツマン』は20日、セルティックのチーム状況を分析。中盤について「セルティックには多くのミッドフィルダーがいるため、どのような選手であろうと、常に高いレベルのパフォーマンスを発揮する3人を揃えることが可能だと思われているかもしれない」

　「しかし旗手怜央にはチーム全体の調子を整えるだけのクオリティが備わっており、彼の才能は他の選手に真似できないものだ。旗手がここ数週間にわたり負傷離脱していることにより、そのことが証明された」と、旗手の負傷離脱による戦力ダウンを指摘。

　「旗手の離脱により岩田が貴重な出場時間を得ることができたが、代役にはなり得ない。旗手と違い、対戦相手を機能不全にさせるのに苦労している」と綴るなど、両選手に実力差があると主張している。

　なお旗手は今季ここまで公式戦38試合の出場で8ゴール9アシストをマーク。MF三笘薫所属ブライトンをはじめプレミアリーグ（イングランド1部）複数クラブからの関心が報じられている。旗手に今夏退団の可能性があるだけに、岩田にはレギュラー奪取へのさらなるアピールが求められる。