宮市亮の負傷、脳震盪疑い巡り…一部の横浜FM・浦和サポーターが批判の応酬

2025年4月21日(月)17時28分 FOOTBALL TRIBE

宮市亮 写真:Getty Images

 横浜F・マリノス所属FW宮市亮は、4月20日に行われた明治安田J1リーグ第11節の浦和レッズ戦でスタメン出場も、前半キックオフ直後に頭部を負傷。脳振とうの疑いで途中交代となったが、中断中の両クラブサポーターの行為が議論の対象になっている。


 宮市はキックオフ10秒後、ファーストプレーでMF長沼洋一(浦和)と空中で競り合った際に頭部を強打。そのままピッチに倒れ込むと、およそ5分後に担架に乗せられてピッチを後にしている。また中断中、埼玉スタジアムのホームゴール裏ではチャントが歌われたほか、宮市がピッチを後にする際、アウェイゴール裏から「宮市!宮市!」というコールが響き渡った。


 脳震とうの場合、周囲の大声が負傷選手の状態に影響を与える可能性がある。それだけに、ネット上では脳震とうの疑いがある選手が治療を受けている時は静かにすべきとの意見が相次いでいる。


 そんななか、Xでは浦和サポーターのチャントを歌い続ける行為を批判するSNS投稿が相次いでいるほか、これらの投稿に反応する形で、浦和サポーター等からは横浜FM側の宮市コールが不適切との指摘も。両クラブの一部サポーターが批判の応酬を繰り広げている。


 なお、日本サッカー協会(JFA)は「サッカーにおける脳振盪に対する指針」を定めている。これによると、脳振盪と診断あるいは疑われた場合には、復帰まで1週間程度要するだけに、宮市はAFCチャンピオンズリーグエリートの試合を欠場する可能性が高いと考えられる。


 選手の生命が最優先であることは明らかであるだけに、スタジアム来場者には脳震とうの疑いがある選手が治療を受けている際には、静かにすることが求められそうだ。

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