ソシエダ、ヘタフェとドローでリーグ戦5試合無敗…後半から登場の久保建英は“古巣”相手にゴールとはならず

2024年4月21日(日)23時1分 サッカーキング

ヘタフェ戦に途中出場した久保建英 [写真]=Getty Images

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 ラ・リーガ第32節が21日に行われ、ヘタフェとレアル・ソシエダが対戦した。

 ここまで31試合を消化したラ・リーガで13勝11分7敗を記録し、勝ち点「50」の6位につけているレアル・ソシエダ。現在リーグ戦で4試合無敗を維持する同クラブは、ヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の5位アスレティック・ビルバオから8ポイント差で離されており、一戦も落とせない状況が続いている。負傷離脱者のほか、2名が出場停止で欠場する厳しい台所事情のなか、日本代表MF久保建英は2試合連続のベンチスタートとなった。

 試合は、13分にアウェイのレアル・ソシエダがスコアを動かす。センターバックのロビン・ル・ノルマンが縦パスを差し込み、ハーフライン付近でボールを受けたアルセン・ザハリャンが右サイドに配給。ライン際をドリブルで運んだシェラルド・ベッカーがクロスを送ると、大外から飛び込んできたアンデル・バレネチェアが頭でネットを揺らし、レアル・ソシエダが先制に成功した。

 以降もボールを握りながら支配率を高めるレアル・ソシエダだが、球際で激しいチャージを仕掛けるヘタフェの守備に苦しみ、なかなか敵陣深くに前進できない時間が続く。

 すると、29分にヘタフェが試合を振り出しに戻す。左サイドでパスを受けたディエゴ・リコが浅い位置からアーリークロスを蹴り込み、ファーサイドで待ち受けていたネマニャ・マクシモヴィッチがヘディングで反応。GKに弾かれたこぼれ球をオスカル・ロドリゲスが押し込むが、再びGKアレックス・レミロが弾き出す。しかし、すぐさまセカンドボールを回収して右サイドからクロスを送ると、ゴール前にポジションを取っていたフアン・ミゲル・ラタサが頭で合わせてゴールイン。ラタサの得点かと思われたが、直前のオスカル・ロドリゲスのシュートがゴールラインを割っていたため、得点者がオスカル・ロドリゲスに変更となった。

 追いつかれたレアル・ソシエダは、前半アディショナルタイムにジョン・パチェコが最前線へとフィードを供給。相手選手のクリアをザハリャンが回収し、華麗なタッチでDFを抜き去って右足を振り抜く。低くコントロールされたシュートは枠を捉えたものの、GKの正面に飛んでしまったことで弾かれた。

 勝ち越しを狙うイマノル・アルグアシル監督は、後半頭から久保とアルバロ・オドリオソラを投入し、攻撃の活性化を狙う。そんななか、立ち上がりの53分に相手のハンドからヘタフェがフリーキックを獲得。キッカーを務めたオスカル・ロドリゲスが直接狙うと、シュートは右のポストに直撃する。弾かれたボールはゴールライン上に立っていたル・ノルマンに当たり、そのままこぼれ球をクリア。レアル・ソシエダが大きなピンチを免れた。

 右サイドに配置された久保は、切れ味鋭い突破で何度もヘタフェの守備網を打開。後半途中からは中央にポジションを変更する。82分にはレアル・ソシエダにアクシデントが発生。センターバックの控えが不在のなか、ル・ノルマンが負傷によりプレー続行不可能となり、予期せぬ形で最後の交代枠を使用することになった。

 結局、その後も両者に得点は生まれず1−1のまま試合は終了。勝ち点「1」ずつを分け合う結果となった。次節、ヘタフェは27日にアウェイでアルメリアと対戦。レアル・ソシエダは26日にホームでレアル・マドリードと対戦する。

【スコア】
ヘタフェ 1−1 レアル・ソシエダ

【得点者】
0−1 13分 アンデル・バレネチェア(レアル・ソシエダ)
1−1 29分 オスカル・ロドリゲス(ヘタフェ)

サッカーキング

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